先日会った元同僚のA君がふと僕にした質問がとても斬新だった。
「一刀さんはドラコンを続けるにあたって不安にならないんすか?」
と切り出した。
もともとこのA君はユニークで、他人と同じ観点はもっておらず、
いつも何か新しい事や面白い事を追い求めてる、永遠の少年のような青年(笑)
そんなA君でも人並みに「不安」というキーワードを
持ち合わせている事にも少々驚いたんですが、
よく聞いてみるとA君ならではの、一風変わった質問だった。
ドラコンを続けるのに、何の不安が?
年齢についてかな?それとも故障?
一般的な思考力しかない僕は、そんな感じに受け取った。
でも彼のいう「不安」ってのは違っていて、
つまりは「ドラコンにいつかモチベーションを持てなくなるかも知れない」という、
要は「飽きてしまう不安」は無いですか?というものだった。
言われてみれば彼は結構飽き性で、新しいもの好きな一面を持っているから
そういう不安も彼は日常的に持っているのかも知れない、と納得がいった。
でも斬新だった。
考えてもみなかった事だから。
確かに、何の気なしに興味本位でカジってるようなモノなら
僕はきっと誰よりも早く、疾風の如き速度で飽きるでしょう。
でもドラコンだけは、生まれて初めて「惚れた」と思った競技だから、
飽きるという言葉はどうしても浮かばなかった。
現にこうして第三者から「飽きる不安はないの?」と聞かれても
改めて「ない」と断言出来てしまうのだから、それだけ惚れたという事でしょう。
ぶっ倒れるまで、身体が動かなくなるまで
きっと挑戦し続けます。これだけは。