オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

ライディングポジション

2006-01-22 19:20:54 | ノンジャンル
 オートバイに乗る人が減ったのはライディングポジションのせいです。といえばちょっとオーバーになりますが、そう言いたくなるようなポジションのオンロードのオートバイが多すぎます。ほとんどのロードバイクがステップが後ろにレイアウトされた前屈姿勢。CBR1000RRだのYZFR-1などのレーサーレプリカのようなオートバイはサーキットを走るのが主目的なのでそれはそれでいいと思いますが。

 ネイキッドやカウルが付いていても街乗り用のオートバイのことです。シートに座ってハンドルから手を離しても、ニーグリップをしたり、腹筋に力を入れたり、もたれかかったりしなくても、そのいままの姿勢でどこにも力をいれずにいられるライディングポジション。そんなオートバイが少なくなりました。パイプハンドルのネイキッドでそういうポジションかなと思うようなオートバイでもステップが少しひけている。高速道路を走ったりワインディングを走ったりするときはそっちのほうが良いかもしれませんが長時間走ると落ち着かなくなってきます。

 最初は気に入って乗り始めたオートバイでも無意識のうちに乗るのが億劫になって乗らなくなる思います。格好が良くなければお客さんはオートバイを買ってくれないとオートバイを造る側の人はいうでしょうが、長く乗ってもらえるような物を造ったほうが先につながると思うんです。

 何でもかんでも古いのがいいというわけではありませんが、このトライアンフのライディングポジションは、シートに座って自然な位置にステップがあり軽く手を出したところにグリップがあって常にリラックスして走ることが出来ます。一般路を走るのには最高のライディングポジションです。

 ライディングポジションからオートバイを造る。そんなオートバイが有ってもいいと思います。いや無きゃいけません。