オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

クラシックを楽しむなら確実な整備で乗りましょう

2007-08-11 15:42:59 | メインテナンス
 クラシックなオートバイやスクーターは乗ってもいいし、いじっても楽しい趣味です。でもクラシックとはいえ走るのは一般の道。正しく整備された状態かどうか、しっかり確かめておかないと危険です。

 クラシックベスパのブレーキレバーの遊びが大きくなったということで調整を頼まれました。ケーブルの遊びをつめてケーブルを止めるナットを締め付けたらヌルっと回りボルトが折れてしまいました。ボルトにあいているケーブルを通す穴のところから切断です。どうもこのボルト、普通のボルトに穴を開けて作ったハンドメイド品です。ネジのきってあるところに穴が開いているので、ネジの谷と穴との寸法は極わずか。危ないですね。こういう小さな部品でも安全に関わるところですので正しい部品を使わなくてはいけません。

 ベスパに限らず英車、国産車、その他、正しい部品を使って確実に整備してから乗りましょう。


左がメーカー純正部品、左が使われていた部品。
上がケーブルを止めるボルト、下はプレートとブレーキレバーを結合するピン。ここには小ネジが使われていました。


ビンテージシリーズベスパならこの部分です。