オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

スロットル側

2009-05-20 17:22:00 | ベスパ
 チェンジ側と全く同じことを行ないます。違うのは一箇所、スロットルパイプを少し引き抜いたところに、スロットルを戻らなくするスプリングが付いています。こういう部品が付いているのだから、重いのは当たり前。外してしまうか、スプリングを曲げなおして抵抗をなくします。


スプリングはブレーキレバーのピボットと共締め。
組んだ状態でも、ハンドルの裏側のこの部分にCRC556を吹き付けると軽くなります。

ベスパの操作加重の軽減

2009-05-20 16:04:00 | ベスパ
 ベスパ(V50Sなど)に乗っていていろいろ困っていることもあると思います。そのひとつは、チェンジやクラッチ操作、スロットルを回すのが重いこと。新車のときから重いのですから、どこかの部品を交換すればすぐ直るというモノではありません。しかし、軽くすることは可能です。そのやり方を書いていきます。

 操作力が重くなっている最大の原因は、ウィンカーをつけるためにハンドルのパイプが二重になっていること。パイプ同士が面接触なのですこしのフリクションで重くなっています。

①まずはチェンジ側のハンドルの分解をします。

②パイプにはグリスがこれでもかと言うくらい塗ってあります。これがだんだん粘りがアップしてきています。これをきれいにふき取り、メンテルーブのような柔らかいオイルを薄く塗ります。

③パイプ同士の横方向のがたを取るため波状のスプリングが入っていますこれを曲げて締代を減らします。

④ウィンカー取り付けのパイプ(内側)の回り止めのため、ヘッドライトのなかにステーがあります。これとパイプの切り欠きがあっていない時はステーを曲げてあわせます。

⑤インナーワイヤーは一度抜いてグリスを塗ります。

⑥ワイヤーの調整は遊びを大目くらいに取ります。

以上でかなり軽くなります。


ベスパ(V50Setc.)はクラッチつきハンドルシフトです。


矢印がスプリングです。


インナーパイプの位置を決めるステー。


ワイヤーにはグリスアップ