長崎県佐世保市から平戸市にかけて
海岸線沿いに浮かぶ208もの島々・・・総称、九十九島。
その最大の島、黒島を訪れた(3月21日)。
黒島へは佐世保市相浦港からフェリーが出ている。
何人ものシスターとともに始発便に乗り、50分。
黒島港から30分ほど歩くと見えて来る。
黒島天主堂。
1878(明治11)年に赴任したペルー神父による木造の教会に替わり、
マルマン神父による現在の煉瓦造りの教会が竣工したのは、
1902(明治35)年。
最初に下五島に赴任したマルマン神父は、
貧困の犠牲となる子どもの養育事業などに尽くし、
伊王島、奄美大島、琉球を経て、1897(明治30)年、黒島に赴任した。
黒島天主堂建設の寄付金を集めるために一時フランスへ帰国するが、
1912(大正元)年に没するまで黒島で過ごし、人々に尽くした。
黒島のキリシタンの歴史は、
江戸時代後期、徳川幕府の禁教政策による弾圧を逃れ、
外海地方などから移住して来た信徒が集落をつくったことに始まる。
1865(元治2)年3月に浦上の信徒が大浦天主堂で信仰を明らかにした
「信徒発見」から2か月後には、黒島の信徒代表も大浦天主堂を訪ねている。
三層構造の内部空間は、細部まで手が込んでいる。
リブヴォールト(こうもり天井)の木目は、
安価な板材にひとつひとつ描かれたもの。
祭壇の床に敷き詰められた有田焼のタイル。
マルマン神父の手彫りの装飾が施された説教台。
クリアストリー(高窓)から差し込んで来る光。
美しいだけでなく、とても優しい。
帰りのフェリー。
親しみを感じる朝と同じ顔ぶれ。
Zionはまた50分間、立ったまま、海を見ていた。
さようなら、黒島。
世界遺産に登録されたら、こんな風にのんびりと
Zionと一緒に来れないだろうなぁ。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
海岸線沿いに浮かぶ208もの島々・・・総称、九十九島。
その最大の島、黒島を訪れた(3月21日)。
黒島へは佐世保市相浦港からフェリーが出ている。
何人ものシスターとともに始発便に乗り、50分。
黒島港から30分ほど歩くと見えて来る。
黒島天主堂。
1878(明治11)年に赴任したペルー神父による木造の教会に替わり、
マルマン神父による現在の煉瓦造りの教会が竣工したのは、
1902(明治35)年。
最初に下五島に赴任したマルマン神父は、
貧困の犠牲となる子どもの養育事業などに尽くし、
伊王島、奄美大島、琉球を経て、1897(明治30)年、黒島に赴任した。
黒島天主堂建設の寄付金を集めるために一時フランスへ帰国するが、
1912(大正元)年に没するまで黒島で過ごし、人々に尽くした。
黒島のキリシタンの歴史は、
江戸時代後期、徳川幕府の禁教政策による弾圧を逃れ、
外海地方などから移住して来た信徒が集落をつくったことに始まる。
1865(元治2)年3月に浦上の信徒が大浦天主堂で信仰を明らかにした
「信徒発見」から2か月後には、黒島の信徒代表も大浦天主堂を訪ねている。
三層構造の内部空間は、細部まで手が込んでいる。
リブヴォールト(こうもり天井)の木目は、
安価な板材にひとつひとつ描かれたもの。
祭壇の床に敷き詰められた有田焼のタイル。
マルマン神父の手彫りの装飾が施された説教台。
クリアストリー(高窓)から差し込んで来る光。
美しいだけでなく、とても優しい。
帰りのフェリー。
親しみを感じる朝と同じ顔ぶれ。
Zionはまた50分間、立ったまま、海を見ていた。
さようなら、黒島。
世界遺産に登録されたら、こんな風にのんびりと
Zionと一緒に来れないだろうなぁ。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!