4日、神戸市立博物館で開催されている
「オルセー美術館展」19世紀 芸術家たちの楽園、パリ・印象派の殿堂から
― マネ、モネ、ルノワール、ゴッホ ― 名作に出会う」 を観に行ってきました。
3ヶ月余りの開催期間もあと4日で終わりという日だったので凄い人でした。
寒空に30分くらい並んでやっと入館は出来たけれど
中に入っても進まなくて人気のある絵の前はいっぱいでした。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「ジュリー・マネ(あるいは猫を抱く少女)」 1887年
最初のコーナー「親密な時間」で ピエール=オーギュスト・ルノワールの
「ジュリー・マネ(あるいは猫を抱く子ども)」に引きつけられました。
猫を抱いた優しい女の子の絵は一目でルノワールの作品と分かります。
猫好きの人にはたまらない絵だと思いました。
モデルとなったジュリーはマネの弟ウジェーヌ・マネとベルト・モリゾ夫妻の
一人娘でモリゾがルノワールに娘の肖像画を依頼したそうです。
エドゥアール・マネ 「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」1872年
「芸術家の生活:アトリエ・モデル・友人」のコーナーにある
マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」です。
モリゾはマネの弟子で1874年にマネの弟と結婚しました。
帽子もドレスも黒で胸元の「すみれのブーケ」は控えめで分からないくらいでしたが
彼女の顔と眼の輝きを引き立たたせるために黒い服を選んだそうです。
上の2つは買ってきた額縁絵をデジカメで撮りました。
この日一番感動したのはモネの「ルーアン大聖堂」。
第2展示室に入るなり正面にライトに照らされた絵を目にした時は
暫く足が動かないくらいでした。