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ネコ20匹を世話するため、本を書いたりバイク乗ったり。見えない世界ととその狭間を見ながら日常を生活する一人の男の物語。

クリックアウトの秘密?

2009-03-16 19:58:39 | 彼との対話
彼との対話、ダークサイド編

「最近、2012年も間近なせいか、こういう話題がよく出てくるのですが、そもそも何ですか、この動きは。」
「それだけ人の心が不安定になっているという事だろう。不安はバランスを壊す。」
「悪い存在に地球が支配されているような話もあったりしますが。」
「それは見方の問題だ。どこに基準を置くかで、善悪などというものはすぐにひっくり返る。人間の価値基準も同じ。それに安定、不安定、陰陽というものすべて君たちの作った基準であって、価値観しだいでどのようにも受け取ることができる。」
「そういわれると、私たちは何を基準に動いていいのか分からなくなりますね。」
「世界にあるものは、すべて自分自身の内面が映し出された鏡だと思うことだ。特に向こうの世界、君たちがいう非物質の世界ではそれが顕著になる。」
「そう考えるとよけいに混乱しそうですが。」
「もしも、悪い存在が目の前に現れたとしよう。その時に、単純に『この存在は悪いやつだ、私の前から追い出してしまおう。』と思ったとしよう。すると、君はその悪い存在に意識を向けて、エネルギーを送っているのだよ。『悪い』存在としてね。
 本当にその存在は『悪い』のかな?ただ単に、君の基準でそう思っているだけではないのかな?」
「ちょっと難しいですね。つまり、世界標準の『悪い』という基準はないという事ですか。」
「いいや、基準はあるさ。それを『悪い』と思う心が生み出すものが、『悪い』ものだよ。」
「禅問答ですか?これ。卵が先か、鶏が先かって感じにも思えますが。」
「君が友人と会話していたとしよう。たまに、グサッとくる言葉がきたりするね。そのとき君はどうする?」
「まあ、そのときはカチンときますけど、そういう受け取り方をする自分の心に問題があると思いますね。」
「優等生な答えで私はたいへん失望したが。もう少し空気を読んでほしいね(笑)。
普通、そういう事を言われると、相手に対して『何でこう言うことを言うのだ、無神経な』と思いがちだ。な?」
「はい、私もそのときはそう思いますよ。」
「うむ、で、それを後で忘れてしまえば問題ないのだが、『あの人は私にこう言う悪いことを言う』と思い込んでしまうと、それに対してエネルギーを送って、それを現実化してしまう。分かるかな? つまり、相手は君のガイドからのメッセージを代弁しただけなのに、『悪い』と思われてしまうことになるのだよ。
 『人の言う言葉は、自分の内面にある弱さをついて来る。』のではない。自分で弱いところを隠しているから、人の言葉に過剰に反応するだけなのだ。グサッとくる言葉は、たいてい自分が隠している本質をつかれたとき。ならば、そういう隠している内面を自分の目の前にさらけ出せば良いこと。現実世界で行われているカウンセリング、セミナーなどでもそれが基本になっていると思う。自分の内面とじかに向き合い、それを受け入れる。
 君たちは、今の世界を生きているだけで、日々そのカウンセリングを受けている状態なのだよ。その人の言葉に傷つくのはなぜか?その人のいう事に過剰に反応してしまうのはなぜか?どうして私はあの人が悪いとおもいこんでいるのか?
 そのあたりを日々考えるために、自分以外の世界は存在している。
君たちは自分のまわりにある世界が一つの世界だと思いっている。
 違うよ。『自分の世界』しかそこには存在しないのだから。
ダークサイド、悪い存在、そういうものは、自分の内面から現れたものであることに気がつく事が必要だね。
 仏陀が修行のときに悪い存在に惑わされそうになった事があったが、それに対して仏陀は無関心を通した。なぜか?
それは、目の前に現れているものは自らの内面の写しであることに気がついていたからだよ。だからその存在たちにエネルギーを送らなかった。否定も肯定もしなかった。
 悟りというものはそこから生まれる。すべてを受け入れ、すべての存在を等しく愛せる事。そうすれば、善も悪もない。」
「なんとも、思い切った内容ですね。ダークサイド説を全否定ですか?」
「違う。そういう説があることは当然だ。悪い人間がいっぱいいると思うのも当然だ。ただ、それらの現実を受け入れる。こういう精神が必要だという事だよ。『善と悪がある、ならば私は善の人間だ。』と思うのは勝手だが、そういう考え方が悪を生み出すのだから。」
「なんか、「神との対話」思い出してきましたよ、同じようなこと言ってましたね。」
「ある意味、これも 「神との対話」だからね。」
「『彼との対話』でなくて?」
「自分のガイド、もしくは高次の存在との対話というのは、すべて自らの神性との対話なのだから。
 それに、今回の話も、ザ・シークレットとか神との対話、他、スピリチュアル系の本に書いてありそうな内容だと思っただろう。」
「思いますね。」
「君たちの思考、というのはつまり、今までの体験で得た知識以上のものは存在しないからだよ。いくら高次の存在から知識を与えられたと喜んでいても、それは今まで得た知識の延長でしかない。」
「思い切った事いいますね、相変わらず。 チャネリング全否定ですか。」
「そうではない。君も思い切った答えを言うね。
君たちの頭の中には知識を収納する棚が存在すると思ってもらいたい。それは、現実世界の経験により脳内に作られる。たまに生まれる前から棚作ってくる存在もいるが。
大半はこちらに存在してから棚を作り始め、脳内で知識の分類を行い始める。
たとえば、今まで戦いしか知らない人物が長い棒を得たとしよう。すると、この人物は「これは人を倒すのに良い武器になる。」と思い、棒=武器と置き換える。
一方、農作業をしている人物がこれを見つけると、「これは種を植えるのに良い穴を空けられる。」と思い、 棒=生産の道具 と置き換える。
 非物質から得た知識を分類するとき、君たちは無意識にこういう棚を用いて判断している。だから、宗教的な知識で棚をこしらえている人はそちらの分類方法に当てはめてしまうし、世の中は誰かの支配によって動かされている、と思っている人はそちらの分類で世界を見始める。
 なので、棚の種類が偏っていると、そういう見方しかできないようになってしまうのだ。
キリスト教徒はガイドを天使と見て、仏教徒は菩薩とみるかもしれない。アニメオタクならば、ゴールドクロス、とか。」
「私は、オタクまでは極めていませんが。言いたいことは理解できます。
じゃあ、何でもかんでも非物質の存在から得た知識を自分の判断のみで信用するなということですか?」
「そういうわけではないが、比較検討することは常に行うことだ。たとえば、今回の話、君はそのまま信じるかね?」
「だいたい。でも否定はしませんよ。」
「今回のは、君の心理学的知識の棚に分類されている情報だ。だから、君はしっくり来たかもしれない。しかし、他の人から見たら屁理屈に見えるかもしれない。そのあたりのバランスを見て自分で判断することだね。
そうそう、ヘミシンクをやっていて、クリックアウトするときがあるだろう、あれはこの棚を作る作業と関連しているんだよ。」
「それってどういうことですか?」
「脳内にある、非物質と接触する部分の棚を作り変えているのだよ。
現実世界で使用するように完成されていた棚を一度取り壊して、新たに非物質の情報を区分けしやすいような棚にね。」
「でも、時間のかかかる人とそうでない人といますが?」
「時間がかかるというのは、それだけ現実世界用に棚をしっかりと作りすぎていたんだろうね。壊すのに時間がかかるのだよ。君のときのようにね。」
「私はそうだったんですか。」
「だから長いことかかっただろう?」
「それを早める方法は?」
「知識だよ。あらゆる本を読み、あらゆる知識を豊富にそろえる。この棚を作る材料は知識なのだから。君は精神世界の本を読むことで知識を得た。それにより、やっと棚の作成ができるようになったんだよ。それに、今までに得た現実世界で活用している知識も加えて、より強固で引き出しの多い棚がね。
 それだけ時間をかけて作ったから、今はとても使いやすいはずだが?」
「そのせいで、一気に体験が加速したんですか。」
「そう、一見無駄に見える知識や他の存在からの情報、自分で体験する経験、そういうものを豊富に持つと、非物質世界での体験も豊かになる。たまに妙な方向にいきかけても、元には戻ってくる。」
「非物質領域とはいえ、現実世界の知識も関係するのですね。」
「この世界と向こうの世界は同じなのだよ。何も変わるものは無い。そこに線を引いているのも君達なのだから。」
「すべては一つってところですか。」
「非物質の世界を知りたければ、こちらの現実世界を極めることだ。そうすれば、すべてのものがつながっている事を理解できるだろう。」
「じゃあ、ついでに。ちょっと今の宇宙について聞かれたのですが、そのことについて何かありますか?」
「宇宙というのは、今人間が見ている範囲までしか存在しない。人が見られる範囲までしか無いのだよ。」
「それは、なんか、煙にまかれているような。」
「物理学でもそう。見たい、と思ったものが見えてくる。宇宙も同じ、観測する存在がいない限り、それが存在している意味は無いのだから。宇宙はまだまだ広がっていく。それは、人類の知覚が広がるのと同じように。
宇宙は人の意識だ。人の意識が広がれば宇宙は広がる。それだけの事だよ。」
「それだけって、なんかごまかされているような気が・・。」
「君の認識が足りないからだろう?」
「あなたと同じ認識持ってたら人間やっていませんよ。」
「君は私、私は君だ。私の認識は君の認識でもある。受容する心、向上する心、そして、愛、それらを忘れずに精進することだ。」

そう言って、彼は去っていかれました。
なんか、最後に重要な事をさらっと言っていた気がしますが。

 クリックアウトは、脳内のフォーマット作業だったんですね。そう聞くと理解ができます。
 なので、未だにクリックアウトばかりする人は、いろいろな知識を仕入れて、脳内に棚をたくさんこしらえたほうがいいですよ。すると、後での体験がより楽しいものになってきそうですから。

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今日の会話も笑いながら読ませていただきました。 (lirio)
2009-03-16 20:28:42
読書して知識を増やせ、ですか。
丁度昨日一冊買ってきたバシャールの本にしま~す。

先日の六芒星、もっと難しい形だったんですね。ははは。
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脳内の棚の話し興味深く読みました。なるほど。。。頭の中が硬いので私は時間が掛かってるのか?! (moonlight)
2009-03-16 21:00:51
知識を増やす事はやっぱり重要なんですね。本ばかり読んでヘミシンクなどについて頭でっかちになったらなおヘミシンク上達に支障があるかなあと思いましたが、どうもそうでもなさそうで。。。。
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 この前から とても興味深い話が続いてますね。 (富貴子)
2009-03-16 21:18:20
ゆっくり反芻しながら 噛み砕きながら 理解しました(出来たか自信ないけど・・)。 そして今日の話!よぉく分かりました。なるほど~ って感じです。いろいろな本を読んできましたが、答えはコレ!って思いました。 と言っても まだまだ 本も読み足りないし、ヘミシンクも程遠いですが、毎日が楽しいです。marunohiさん 有難うございます。
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Unknown ()
2009-03-16 21:54:07
アニメオタクならばゴールドクロスっていう言葉が出てくるあたり、高次の意識と言えどやっぱまるさんの一部なんだなーって思います(笑)

私もぼちぼち本を読み始めました。実はスピリチュアル系は言葉が苦手だったりするんですが、現実に活かせるよう、そればっかりの思考にならないよう、どれも参考として受け止めてます。

頭では理解してても、時には心と体が対応しきれなくて混乱しちゃうけど。。だって人間だもの(笑)

そういえば今日こたつにもぐってたら、金縛りになりそうな直前ぐらいに、こたつ内の映像が見えたと思ったら、淡水魚が15,6匹泳いでたんです。初めてのことで、びっくりして飛び起きました。うちも魚が泳ぐぐらい豊かになったのかなぁ~。
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Unknown (いずみ)
2009-03-16 22:05:52
 私にとっては、すごくタイムリーなお話でした。つい最近、体験をしっかり自分のものにするためには「知識が必要!」とひらめいたのでした。私には、偏った知識しかないので、幅広い知識を身につけたいと思います。

 貴重な情報をありがとうございました!
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Unknown (千葉のヒロ)
2009-03-16 22:14:33
お疲れ様です。モーエンさんの本買いました。まだ、途中ですがその本にもクリックアウトのことが出ていました。知覚に解釈がついていけないと、クリックアウトするとか・・・ 今回の話だと非物質と接触する棚を作る作業もあるのですね。
寝ている間に、脳内は多忙なんですね。
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まるさん 聞いていただけたんですね。 (mirai)
2009-03-16 23:01:18
観測する存在により対象が作られていくという話は以前読んだシリウス革命のヌース理論でも書かれていましたが、これは内在神の考え方そのものなんですね。

ほんと 勉強になります。
ありがとうございました。
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Unknown (naown)
2009-03-16 23:01:22
わたしもクリックアウトばっかりです。この話ためになりました。しかし、本は凄く読んでるはずなんだけど。まだ何かたりないのかしらん?
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ひゃぁー!今回の話もむか~し昔、禅寺の坊さんから聞いたことのある「唯識論」の話みたいではないですかぁ。まさに禅問答ですね。 (shamata)
2009-03-16 23:06:00
私のハンドルネームの"shamata"も 唯識の”奢摩多(シャマタ:心の止滅)”、”毘婆沙那(ビバシャナ:念住、心の展開)”から取っていますが、本で読んだり人から話を聞いただけでは、なかなか実践できません。でも、このブログをずっと見ていて思うのは、ヘミシンクって一挙にその境地に近づけるのですねぇ。これからのこのブログの展開、ワクワクします。
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今回もまた奥の深いお話でしたねえ。 (ゼロ)
2009-03-16 23:23:54
受け取る人によって千差万別なんでしょうね。
先日の「陰陽」のお話を読んでから、実に数日間は考え込みましたけど、
多分自分は元々が「陰」が強いのではないかと。それで「陽」が好きなのではないかと思うにいたり、それだったらバランスは問題ないかなあ?と落着させてしまいましたが、成長したらまた意見も変わっていくのでしょうね。
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