震災が起きる数日前に、ブログにアップした小本浜漁協所属の「須久洞丸」が再稼働に向け、準備作業を開始しました。こういう話を聞くと、嬉しい限りです。
記事の詳細は、下記サイトでご確認ください。
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/h201104/h1104151.html
また、宮古漁協所属の定置網船も陸上に打ち上げられているものの、修理を行えば5稼働は操業できる見通しだとか、これまた嬉しい話です。
そして、震災当日から我が家に1週間ほど避難をしておりました、牡蠣生産者の方も、再始動に向け、漁具や船の手配等々、着々に準備しているとのこと。
こういった漁業従事者の方の再始動への情報を聞くと、一魚屋として嬉しく思います。
一歩ずつ前に進んでいます。がんばっぺし!!です。
底曳き船3組6稼働と、小型船が2~3稼働分の水揚げとなりました。
底曳き船は、スケソウタラに、マタラ、キンキ、各カレイ類等々。小型船は、ナメタカレイにドンコ、毛ガニといった感じでした。
なかでも、底曳きで漁獲された「ヤナギカレイ」の多さに驚きました。これくらいの量が揚がるのは、珍しいかと思います。
例年であれば、サクラマスの季節ですが、今年は会えるかどうか…ですね。
今日も、仕入れに行ってきました。朝売りは、キンキと毛ガニが少々。夕方売りは、底曳の真タラにスケソウ。小型船で、ナメタカレイに毛ガニといった感じで水揚げあり、セリに掛けられておりました。沖どまりの底曳船もあり、明日はキンキの水揚げ(夕方売り)が期待できそうです。
今朝は、朝のセリまでの間、少々時間があり、魚市場周辺を散策し撮影してきました。魚市場の裏手にある道の駅「シートピアなあど」は、入口付近に定置網船が2稼働おります。もともと、修繕するために、陸に上げていたもので、津波で流され、道の駅で止まったようです。
パッと見ると、被害が無さそうに見える魚市場。ですが、外壁はなく、事務所や仲買人休憩室等々は、ガランとしており、被害の大きさを伺えます。
震災前の状態に戻るには、かなりの時間を要すると思います。漁師の方々も被災し、船が流され漁もできない状況です。ですが、きっとみんな前を向いて進んでいくと思います。
ありきたりの言葉ですが、「がんばっぺし」です!
震災から1カ月目の今日、宮古魚市場が販売業務を再開しました。
朝売りは、昨日の時化の影響もあり、水揚げ無しでした。夕方売りは、トロール船6組11隻が入港し、真タラや助宗タラを中心に水揚げを行いました。また、小型船の水揚げは、やはり少量でした。その為、アイナメやソイは、震災前以上の相場で取引されました。
そして、1か月ぶりに仲買人や魚市場関係者に再会する事が出来ました。今まで、当たり前のように毎日会うことが出来ていただけに、新鮮でそして、こうやってみんなと再会出来たことがすっごく、嬉しかったです。
明日も明後日も開場します。また、明日にはタラ縄の水揚げも可能性あるかと思います。注文内容によっては、厳しい面もありますが、出来るだけ注文通りに仕入れて、三陸の鮮魚を届ける事が出来るようにします。
まだまだ、震災前のように戻るには、時間がかかるかと思いますが、頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
報道陣の方々、いっぱい来てました。NHKのカメラに少し映る事が出来ました(^^)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110411-00000116-fnn-soci