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ISIS人質事件、最悪の結末に

2015-02-01 22:16:42 | 社会
2月1日(日曜日)朝から重苦しい空気に包まれた一日だった。午前五時頃にはその第一報を伝えるニュースが
日本で流れていたらしい。私が知ったのは朝起きてからのTVで見たニュースだった。

「ISISに拘束されていたジャーナリスト後藤健二さんが殺害された。」

一瞬息が出来なくなるような落胆を感じぜずにはいられない目覚めとなった。寝起きの15分程の時空間を
このニュースに奪われたようだった。

ISISはYoutubeに投稿した動画の内容通りにヨルダンで身柄を拘束されているリシャーウィ死刑囚と
人質の交換に応じなければ殺害する。これが事実となった。

ISISは躊躇なく後藤健二を殺害したのだろう。湯川はるなの殺害と同じように彼らの決意は非常に硬い。
到底、殺害に迷いがあるとは感じられない。これをイスラム教のジハードと呼んでいいものか私には解らない。
テロイズムと決めつけてよいのかも解らない。犯罪であることは十分に理解できる。

しかしこのような行為であっても賛同する組織もあるようで、そこに心の内に潜んだ根深い怨念を爆発させる
者も増えるう可能性が高い。

戦争では多くの人が死ぬ。兵隊や市民、関係の無い人が死ぬ。銃やナイフを敵に突きつける。
しかし人質は死を利用して敵を脅迫観念に貶め、要求を突き付ける。毒は毒を持って制するという言葉だけでは
足りない程に何かの意味があるようで無いようでもある。

元は反政府軍で共にアサド政権と戦ったISISと自由シリア軍。米軍からの武器支援によって構築された2つの武力集団。
自由シリア軍に加担する外国人の中にはスパイ容疑を掛けられISISに売り渡される。
誰がスパイ容疑で捕まるかは自由シリア軍関連の裁量によるところが大きい。

間違いなく自由シリア軍はISISと繋がりのある武力集団だ。 ISISにばかり目を奪われCIAが作り出した組織として
米国の陰謀を暴く程度では計り知れない利害関係がそこにはある。ISISは凶暴な武力集団であることは解るが
自由シリア軍が敵なのか味方なのかさえ解らない。

なぜ、ヨルダン人パイロットを拘束する時にその傍らにカメラが存在したのか、なぜ、湯川はるなのリンチ尋問の様子が
動画で配信されているのか。数多くの犯行をカメラで撮影し動画を世界中に流布する意味はどこにあるのだ。

これだけの動画が流れていながらなぜシリアのサリン使用を巡っては答えが出ないのか?
国連調査員のレポート通りの政府軍がサリンを使用したとすることには絶対収まらないはずだ。

目出し帽のようなマスクをつけて誰が誰だか解らないだけでなく、争いの真意さえも掴めない。
カメラでの撮影が当然のようになっているが、何故そのような事が可能なのか?

もしかする凶悪集団ISISはイスラム原理主義過激派ではあるが、それを警護し人質という餌を与えて育てているのが
シリア自由軍であり、本来はこちらがCIAの現地部隊で、ISISは二番煎じなのかもしれない。
シリア自由軍の部隊の多くは外国人部隊である。なぜ、彼らはISISを擁護し、憎悪を膨らませ人質を渡すのか。

それはやはり今、簡単に反政府軍のISISが潰れてしまったら、確実な中東政策の失敗に結びつく何かがありそうだ。


日本は節分を前にスーパーなどで恵方巻きの宣伝が賑やかだ。今年の恵方は西南西で地図を広げてみれば、中東の下辺りを
かすめる方位に恵方が向く。ワサビ多めの海苔巻を一本切らずに恵方の方角を向いてガブリで良いのなら個人的には収まりが良い。

人質の二人が殺害された。湯川はるなと後藤健二のご冥福をお祈りいたします。


久しぶりに週末ということで曲の選曲してみる。

真心ブラザーズの『突風』 リンクは張らない面倒臭いから。






コメント (1)
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