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麻生による日本金融の脱アジア論。

2015-06-28 23:31:46 | 政治
中国主導のAIIBの役員に世界銀行関連の人物が8名も役員に名を揃えていることが解った。
参加国も32か国から一気に増えて57か国へ増加し年内設立へと一気呵成の勢いで進んでいる。

予てから日本と米国はこの中国のAIIBについてカバナンスが不透明として参加を見送っていた。
しかし米国に本拠地を置く世界銀行から8名も役員に選ばれると実質的にそして間接的に
米国は世界銀行を通じてAIIBに参加しているとも受け止められる。

世界銀行は米国に本拠地を置く国際金融機関だが、日本では過去に麻生政権時代の
中川財務大臣が自殺?した事件に絡んで世銀総裁のセードリック氏の名前を知っている人も多いだろう。
今は韓国人のジム・ヨン・キムが総裁を務めている。これだけで反日認定されそうな世銀だ。

そればかりでなくフィリピンに拠点を置くADBにも世銀の力が加わっているところが大きいので
この役員人事は日本主導のADBを骨抜きにするためのものである可能性が大きい。

ADBは商業的な側面が強い融資に関してはAIIB側に紹介するとしている。今のADBはアジア地域での
貧困とジェンダの取り組みを主な融資条件としている。この融資内容をみるとそれ程米国経済が
手を出すような旨味は無いのだが、AIIBとの関係によりADBにも変化が求められるようになってきた。

麻生太郎は海外から見たらば笊(ザル)のような存在で狙いどころとなっている。総理大臣時代の
リーマンショックでの対応を始め中川財務大臣の自殺、韓国通貨スワッピング協定により200億ドル分の
通貨交換協定、などその汚点に事欠かない。それが安倍政権の財務大臣になっても続いており
AIIBによるADBの商業化を余儀なくされた。

今年2015年の5月に麻生はADBに融資する銀行を8行増やし融資額も50%増資したばかりだった。
これまでADBは米国と世界銀行と日本(日銀)でその運営を行ってきたが、麻生の行為により一気に
その商業的な意味合いの強い業務提携銀行を増やす結果となった。

麻生は中国主導のAIIB参加はもとよりADBからさえも日本を売り放ったことになった。

日本はAIIBへの参加の是非の前に自国主導の開発銀行ADBをも売り払うとは末恐ろしいろくでなしだ。
しかもADBと世銀との関わり合いをみるとやはり日本潰しであることが解る。

世界銀行の戦略はアジア地域の金融(ADBとAIIB)から日本を切り離すことなのだろうな。
そして両方で世銀がイニシアティブの面でモチベーションを高めている。日本は両方で
発言力を失っている。これぞ世界銀行の必殺王手飛車取りで両方ゲットする荒業。どちらか一方ではない。

結果
AIIB参加57か国に増加し世界銀行出身者の役員人事が目立った。日本は不参加
ADBは日米世銀の3行から8行増えて全部で11銀行の融資が可能となり、日本銀行の存在感は薄れた。

この2つのアジア投資関連の金融機関からの締め出しは両方とも麻生太郎が行ったものである。
これぞ日本金融のアジア離れ!脱アジア論!!福沢諭吉が泣き出しそうだな。wwwwww




コメント
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