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ギリシャ危機と金価格

2015-06-29 23:34:22 | 経済
前々から騒がれていたギリシャデフォルト危機で本日29日は大荒れの展開に
なるのではと予想されていたのだが、実際に日本市場にもその悪影響が届く結果となった。

本日の日本市場は先週末の終値より-596 の20109で取引を終えた。
為替は先週末の1ドル/123円後半から引き続き円高に振れて122後半まで進行した。

株価の動きは如実に大きく現れたのだが、現在のギリシャ危機はギリシャ政府が更なる追加支援を
受ける為に国民年金の削減と生活必需品への増税に従わなくてはいけない改革案は

日本の近い未来に予想されるものと非常に酷似していた。社会保障費の増大が国家財政を苦しめる。
言うまでも無く現在の消費税増税10%と社会保障費の問題は経済大国の日本とて無視はできない。

期待されていたECBからの資金供給にも限度を設けるとしてEU側はギリシャに対して厳しい態度で
挑んでいる。要はギリシャが年金を減らして、増税して財政を立て直せば良いだけの事。
それを拒んでいるギリシャ側はEU離脱へ向けた道も無い訳では無いとしている。

このギリシャ危機が明日30日にもIMFに17億ドルの返済が行われるまで続くと見られる。
現状ではギリシャは独自の力で返済する能力が乏しく、ECBから援助を受けてIMFへの借金返済に
当てるとみられている。ECBは今も尚ギリシャをユーロ加盟国として見捨ててはいない。

これがギリシャにとっては生命線となることは解るが、ECBのマリオドラギ総裁はイタリアでの
経済政策に莫大な民営化を為し得た人物なだけにその手腕が如何に発揮されるかが期待される。

ギリシャがIMFから借りたお金を返済するのにどれだけECBが協力できるかきになるところだが
ギリシャが年金と増税に応じないのであれば何か別のことにでも応じて欲しいものである。

開き直った考えにギリシャはデフォルトしてしまえとは言い切れない切実な金融事情があるようだ。
この状況でも金価格がそれ程上昇しないのは少し異変が有るように思う。

世界恐慌が起きた時は株価が落ちて資金繰りに困り金を放出することで一時的な対応に追われ
金価格も株価と同様に落ち込んだ。もしもこのギリシャ危機で金価格が上昇せず、株価と共に
下降するようなことがあれば、更なる危険視も必要となる。

今金を大量に保有しているのは中国だ。これを狙った経済政策ならば、少しコストが高すぎるようにも
思うのでそうではないと考えるべきだ。EU金融と中国の金を狙いに世界不況は余りにも強硬過ぎる。

FRBによる利上げがあるのではと疑われた2015年6月だが、こうしてみると
ギリシャ危機による金融不安をしり目に対策の出来上がっている予定調和を見せている。

コメント
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