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ガチな内容やプチなネタまで幅広く載せるよ。HP開設前の準備的なブログだと思うよ。

日本は心地よい盲信に浸る。

2018-03-06 23:51:25 | 社会
安倍総理の話では2013年の第125回IOC総会にて福一原発事故の放射能汚染は半径300m以内にアンダーコントロール

されていると説明していましたが、現実的にはEUで福島産の海産物は約7年に及ぶ輸入規制が敷かれていたことになる。

漸く2018年3月に福島県産のヒラメが震災事故以来の約7年ぶりに海外へ輸出が再開された。そもそも「300m以内にアン

ダーコントロールされている」の一格言はドイツの核廃棄物最終処分場における安全性の謳い文句であって安倍総理の

言う所の日本の福一震災事故による汚染被害の拡大収束は事実無根だった。さらには多くの日本人が震災後7年経過した

今になって福島の海産物がEU諸国では輸入規制になっていた状況から察して放射能による海洋汚染を客観的に確証する

重要な材料を得る。後の祭りでどうにもならない状況で納得する事実を手に入れる。EUによる福島県海産物の輸入規制は

海洋汚染を証明する必要十分条件とも受け止められる。



何故か反原発派に対する厳しい対応はセシウム汚染を危惧すると「放射脳」と呼ばれるなど犬も喰わないものだった。

今から考えると当時の自民党や原発推進派の行っていることが理解不能で恐ろしいものであったことは大いに反省

すべき日本の課題であるはずが、次に出て来たのは“脱原発”とされる原発に依存している現在の状態を容認しながらも

次なる環境に配慮する形を模倣するだけで結論や答えを出さない(または出せない)自己満足で終わるものだった。 

これが実に情けない。もしもこの“脱原発”理論が自民党が考え出した現状での妥協案であるならば、日本の原発問題は

反原発でも解決しないと思う。原発事故や汚染の是非を問う以前にセシウムによる汚染を認めていない、例え危険であると

しても考慮に入れる事が無理ならば、意識的に忘れようとするまたは妄信を貫こうとする為に見て見ぬ振りをする。







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東京五輪はそこを間違える。

2018-03-06 23:41:03 | 国内国際情勢
新国立競技場建設デザイン案の国際コンペが開かれ46案件の中からザハ案が2012年11月15日の有識者会議で選ばれ、

その翌日の16日に民主党政権が解散をした。前段階までのコンペには参加していた都知事の石原慎太郎は10月31日に

既に辞任をしていた。まるで前々から民主党政権が解散し総選挙があると予め解っていたような行動だった。

有識者会議で決定したはずのザハ案ですがその後予算が3000億円規模と高額である事をを理由に新たな建て替え案が

必要となり、当初のザハ案から大成建設の新国立建設案へ変更になった。有識者会議の安藤忠雄氏によれば、国際コン

ペで選ばれたザハ案はあくまでもアイディアの選考だったと、建築家とは思えない無設計な言い訳を残した。

現実的にはザハ案のキールアーチの屋根を持つ新国立競技場のデザインを第125回IOC総会で2020年東京五輪招致に

必要な絵空事に利用しただけで実現不可能となった事に残念な思いが強い。


東京オリンピックのエンブレムに関しては2015年7月に佐野案が選ばれたもののベルギーのデザイナーから直ぐに

盗作だと裁判を起されエンブレムのデザインを取り下げる結果になり再度応募することになった。 度重なる東京

オリンピックの不可解な企画選定は不透明な形で行われる選考や有識者会議に疑惑の目を向けられ誰がどのような

過程を得て企画が決定されていくのかが焦点となり、このような状況を踏まえてか東京五輪のマスコットキャラク

ターは全国の小学生による投票選考が実施された。結果キャラクターの選考はア案に決定したのだが、この全国の小学

生による投票も元々企画として存在したものだと思う。決して有識者会議や選考の在り方が問題視された為にそれに

答える形で特別に用意された選考スタイルでは無いと思われる。 それが何故か昨今の東京都による選考の在り方に

対する不信を解消するような意味合いでお誂え向きに実施された。都政は軽々しくもお調子者過ぎる。急遽ながら予定

通りに都合よくアレンジをしたと思う。選考不正が目立ったので一風思考を凝らして公明正大に小学生に選考を

任せたような大胆な変化と印象付けたいらしい。本来ならば未来を託すべく子供達に東京五輪マスコットを選んで

もらって愛着ある想い出を胸にスポーツの祭典が国民的なイベントになるはずが、大人の理由で小学生投票を都政の

不信回復に活用してしまった。 コメントとして出て来た「意思決定の難しい時代・・・」いや違う「国際コンペは

アイディアの選考」なはずが無い。佐野案はタダの盗作だったでは済まないはずなのだが。そこを間違えてしまって

は今後も東京五輪開催へ向けた取り組みは紆余曲折すると思う。 佐野案のエンブレムは五輪ネタなだけに「負のレガ

シー」として意外と長く親しまれると思う。ザハ案の二本のキールアーチ構造のデザインは「本当はコレだった」

何て言われるかもしれない。





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