まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

地下駐車場のエコ

2010-09-06 17:16:33 | グローバル・エシックス
9月に入ったというのに暑いですね。
なんだかまだまだ残暑は続きそうです。
さて、標題で 「地下駐車場」 と書きましたが、正確な言い方ではありません。
以前に書いたように、私は立体駐車場の一番下段を借りています。
ふだんは私のクルマは地下部分に格納されていますので、
そのことを指して 「地下駐車場」 と呼んでみたわけです。
「地下駐車場」 はなんといっても出発したり帰ってきたりしたときに、
ボタンを押し続けて自分の格納場所をいったん出し、
クルマを出し入れしてから再び地下に沈めるということをしなければなりませんので、
時間がかかってとっても不便です。
最下段の場合だいたい片道で90秒くらいかかりますから、
毎回3分、クルマを動かすのにかかる時間も含めると5分弱のロスタイムが生じます。
これが 「地下駐車場」 の最大のデメリットと言っていいでしょう。
他にデメリットとしては、前回書いたような浸水の可能性も挙げられるでしょう。

しかしながら 「地下駐車場」 にはメリットもあります。
ひとつは料金が安いということ。
うちの場合、上段は16,000円、中段は12,000円、下段は10,000円となっています。
月に6,000円も違うというのは大きいですね。
またこれも前回書いたように、クルマの出し入れが面倒なのであまりクルマを気軽に使わなくなる、
ということも私としてはメリットと捉えていますが、
まあこういうのは普通はメリットには数え入れないかもしれません。
それよりも、やはり下段を借りようと決めたときに明らかにメリットだと思っていたのは、
出発前にクルマの雪下ろしをしなくてすむ、ということでした。
福島のような雪国に住んでいると、冬のあいだの雪対策というのは大問題になるわけですが、
朝出かけるときに、一晩降り積もった雪の中からクルマをかき出す手間が要らないというのは、
大きなメリットであると言えるでしょう。

そして、借りる当時は気づいていなかったのですが、
冬だけでなく夏場にも 「地下駐車場」 にはいいことがあるのでした。
出かけるときにクルマの中が暑くないのです。
夏に日なたにクルマを停めておくと車内温度がハンパないことになっているじゃないですか。
うちの駐車場はすべて日なたに位置していますので、
上段を借りている人たちは、出発してしばらくは窓全開、エアコン最強にしておいても、
どうしようもないほどの灼熱地獄に苦しめられているだろうと思うのです。
ところが 「地下駐車場」 に格納されていたうちのクルマは、
朝から非常に快適な状態に保たれているのです。
だいたいどんな暑い日でも、クルマについている温度計は25度以上を示していたことはありません。

昨日なんて福島もものすごい快晴で、お昼に 「丸亀製麺」 で讃岐うどんを食べたのですが、
とろ玉うどん (大) を食べるほんのちょっとのあいだ炎天下の駐車場に停めておいただけで、
温度計は45.5度を指していました。
うちのクルマの温度計は車内温度ではなく車外の温度を測定しているはずですので、
直射日光の当たるアスファルト上はどれだけ暑くなっているんだという話ですが、
車外でそれだけあるんだとすると、車内はどれほどの温度になっているか、
想像もしたくないくらいです。
平面駐車場を利用している人たちはこの地獄を毎朝味わっているのですね。
それに比べると 「地下駐車場」 から出てきたうちの愛車の車内はパラダイスなわけです。
カーエアコンのファンベルトを回すためにもガソリンは使われていますので、
毎朝エアコンの最強運転をしなくていい分、エコにも貢献しているのではないでしょうか。
というわけで 「地下駐車場」 は家計に優しいばかりでなく、環境にも優しいというお話でした。


P.S.
立体駐車場+最大クルマ3台分の重量を毎回上下動させるエネルギーがどれくらいになるのか、
ということは今回はまったく考慮に入れないまま論じてみました。