先週末、山形に行ってきて 「麦きり」 という文化についてご報告しましたが、
ほかにも山形では変わったものに出会ってきました。
それらが山形に固有の文化かどうかはリサーチ不足のためよくわからないのですが、
とりあえず 「山形の文化?」 としてご報告させていただきます。
今回初めて 「ホテルステイイン七日町」 というところに泊まりました。
ここがなんだかいつものホテルとは勝手が違っていて、戸惑うことばかりでした。
まずタクシーが着いて下り立ってみてもどこにホテルがあるかよくわからないのです。
どうやら旧山形松坂屋の建物をホテルに改装したようなのですが、
ビル全体がホテルなわけではなく、一部を間借りしているようです。
そういうホテルは珍しくもないのですが、何を遠慮しているんだか、
外からパッと一目見て 「ホテルステイイン七日町」 だとわかるような表示が何もないのです。
うーん、控えめだあ。
そして、ビルの中に入ってもどこからがホテルなのかよくわかりません。
フロントも控えめな感じで、一度は行き過ぎてしまいました。
そうやってやっと見つけたフロントでチェックインをすませると、
こんなもの ↓ を渡されました。

こちらのホテルはカギではないんです。
最近はどこのホテルもカードキーなんかになってきていますが、
そのカードキーすらありません。
で、紙に暗証番号が書いてあって、入り口でこれを入力して部屋に入るようになっているのです。
ドアノブのところにこういう装置が付いています。

こんなシステムは初めて見ましたね。
たぶんどのお客さんも初めてだから最初は戸惑うでしょう。
したがってフロントにはこんな物 ↓ が置いてあって、
チェックインのときに入室のしかたがレクチャーされます。

面白いですねえ。
チェックイン後に出かけたりするときに、キーをフロントに預けたり、
深夜に戻ってきてキーをまた受け取ったりという手間がいりません。
また、私の場合ビジネスホテルではあまり必要ありませんが、
家族で温泉などに泊まったときにこのシステムになっていると、
みんなで一斉にお風呂に行ったりするときに便利です。
更衣室でキーを盗まれる心配や、いちいちフロントに預ける手間がありませんし、
男湯と女湯に分かれて入り、どちらが先に戻ってこようが関係なく、
暗証番号さえ覚えておけば、各自入室することができます。
これが山形発祥の文化がどうかよくわかりませんが、
ぜひ全国に、とりわけ温泉地にこのシステムを伝播してほしいと思いました。
さらにこのホテルが変わっているのは入室してみるとこんな感じ ↓ なのです。

この1枚の写真の中に3箇所、間違い、じゃなくて変わったところがあるのですが、
皆さんお気づきでしょうか?
まず左手に簡易キッチンがあります。
これがヘンですね。
長期滞在型のホテルにはよくあるのでしょうか。
私はホテルではこういうの初めて見ました。
たった1泊ではまったく使いませんでしたが…。
そして右手には洗濯機まであります。
ドアを開けて左手にこれが見えたときには一瞬ギョッとしました。
コインランドリーがどこかの階に設置されているというビジネスホテルはよくありますが、
室内に洗濯機があるのは初めて見ました。
完全に長期滞在を想定していますね。
もうひとつの間違い (じゃなくて変わったところ) はわかりましたか?
そうです。
こちらのホテルの部屋には玄関 (下足場?) があって、
そこで靴を脱ぎスリッパに履き替えるようになっているのです。
土足禁止なのですね。
いやあ変わったホテルです。
山形人というのはたとえホテルであっても家庭的なものを求めるのでしょうか、
でも今までもいくつか山形のホテルに泊まったことはありますが、
こんなのは見たことなかったから、やはり山形とは関係なく、
ステイインホテルズがこうした新方式を採用しているだけなのか、
とにかく変わったホテルでした。
トイレがウォシュレットじゃなかったので私にはちょっと向いていませんが、
それを除けば部屋も広めだしとても快適でかつ安価ですので、
山形にお越しの際はぜひご利用になってみてください。
このホテルにチェックインし、七日町の居酒屋での主将会に出かけ、
麦きりとかを食べてきたわけですが、
解散後、いつものようにすぐにホテルに戻る気にもならず、
といってどこか知ってる店があるわけでもなく、街をぶらぶら歩いていたわけです。
そうしたらホテルのそばに 「女酒場アルベ」 という看板を発見しました。
女酒場?
うーん、怪しいです。
何なんでしょう?
いわゆるガールズバーの類でしょうか?
知らない街でそんなところに入ったらどれだけボラれてしまうかわからないので、
分別ある大人としてはそこは黙って通り過ぎました。
で、さらにあちこちぶらぶらしていたのですが、
あまり心惹かれるお店もなく、けっきょくホテルに戻ることにしたのです。
その帰り道に再び女酒場の前を通りかかりました。
すると、お客さんを送っていったところだったのか、
ママさん (と後に発覚した女性) がちょうど店の外にいたので、
「ここは何のお店ですか? 女酒場って書いてあるけど…」 と思い切って聞いてみました。
すると、「ただの居酒屋ですよ」 というお答えです。
だったらボラれることはないかと思い、ブログネタにという好奇心も手伝って、
「女酒場アルベ」 に入ってみることにいたしました。
入ってみたところやはり、ただの居酒屋というのはちょっと違うだろうという感じでした。
たしかに居酒屋のように食べ物のメニューは充実しています。
リーズナブルな値段で美味しそうなメニューがたくさん用意されていました。
シメの麺類やご飯物もいろいろあります。
しかし、アルコールのほうは、もちろんレパートリーはいろいろ揃っているのですが、
価格体系が普通ではありません。
1時間飲み放題1,000円なのです。
お通しの300円とともにこれが基本料金になります。
そして、先ほどのママさんはカウンターのお客さんのあちこちに付いて、
お酒をご馳走になっていました。
私のところにも付いてくれて、1杯飲みながら話し相手になってくれました。
このシステムは完全にスナックです。
お店にはほかにも女性が3名くらい、
男性が2名くらい (男もいてちょっとビックリしました) 働いていました。
その女性たちもお客さんに付くということはあるのかもしれませんが、
カウンターも満席でしたし、奥の畳敷きの小部屋 (4人テーブル×4台) も満席で、
お酒やら料理やらを運ぶのが忙しそうで、
その日は彼女たちがお客さんに付いている様子はありませんでした。
男性スタッフは料理担当のようで基本は厨房にいましたので、
彼らがお客さんに付くということもないのでしょう。
ママさんだけがお客さんのご馳走になるというシステムなのでしょうか?
こちらのママさんはスナックをやっていたそうなんですが、
料理メインの店をやりたいと思い、スナックは妹さんに任せ、
この女酒場を最近開店したのだと話してくれました。
30代前半の美人ですからスナックでも人気だったろうと思いますが、
気っぷのいい、Gパンが似合う感じの女性でもありますので、
たぶんこちらの店でのほうが生き生きと働けるのでしょう。
居酒屋なのかスナックなのかダイニングバーなのか、何とも分類のしようがありませんが、
この 「女酒場」 という新しい業態が山形から全国へ広がっていくことを期待します。
だって、私は翌日ダンスの試合がありましたので長居することはできず、
1時間も経たないうちにおいとましたのですが、
麦きりとかのおかげでお腹いっぱいだったためツブ貝の煮物を1品頼んだだけでしたので、
お会計はたったの1,800円くらいですんでしまったのです。
これは安いです。
価格破壊です。
今度はもうちょっと時間を気にせず飲めて、お腹も空いてるときに来てみたいです。
そうするといくらぐらいかかるのか試してみたいです。
山形大学の諸君、ぜひぼくの代わりにレポートしてください。
ちなみに、私の後からやってきて私の隣りに座った常連さんらしき人物は、
ママさんからのリクエストに応えて赤ワインのフルボトルを開けていました。
うーん、あんなことをするといくらぐらい取られるんだろう?
興味津々だあ。
しんさん、山形に行く機会があったらぜひお試しください。
きっと、しんさん好みの店だと思いますよ。
P.S.
「アルベ」 というのは、「あるよね。ここにあるでしょ。」 という意味の山形弁だそうです。
福島で姉妹店を開業するとしたら 「女酒場アルダベシタ」 になるのでしょうか。
ほかにも山形では変わったものに出会ってきました。
それらが山形に固有の文化かどうかはリサーチ不足のためよくわからないのですが、
とりあえず 「山形の文化?」 としてご報告させていただきます。
今回初めて 「ホテルステイイン七日町」 というところに泊まりました。
ここがなんだかいつものホテルとは勝手が違っていて、戸惑うことばかりでした。
まずタクシーが着いて下り立ってみてもどこにホテルがあるかよくわからないのです。
どうやら旧山形松坂屋の建物をホテルに改装したようなのですが、
ビル全体がホテルなわけではなく、一部を間借りしているようです。
そういうホテルは珍しくもないのですが、何を遠慮しているんだか、
外からパッと一目見て 「ホテルステイイン七日町」 だとわかるような表示が何もないのです。
うーん、控えめだあ。
そして、ビルの中に入ってもどこからがホテルなのかよくわかりません。
フロントも控えめな感じで、一度は行き過ぎてしまいました。
そうやってやっと見つけたフロントでチェックインをすませると、
こんなもの ↓ を渡されました。
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こちらのホテルはカギではないんです。
最近はどこのホテルもカードキーなんかになってきていますが、
そのカードキーすらありません。
で、紙に暗証番号が書いてあって、入り口でこれを入力して部屋に入るようになっているのです。
ドアノブのところにこういう装置が付いています。
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こんなシステムは初めて見ましたね。
たぶんどのお客さんも初めてだから最初は戸惑うでしょう。
したがってフロントにはこんな物 ↓ が置いてあって、
チェックインのときに入室のしかたがレクチャーされます。
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面白いですねえ。
チェックイン後に出かけたりするときに、キーをフロントに預けたり、
深夜に戻ってきてキーをまた受け取ったりという手間がいりません。
また、私の場合ビジネスホテルではあまり必要ありませんが、
家族で温泉などに泊まったときにこのシステムになっていると、
みんなで一斉にお風呂に行ったりするときに便利です。
更衣室でキーを盗まれる心配や、いちいちフロントに預ける手間がありませんし、
男湯と女湯に分かれて入り、どちらが先に戻ってこようが関係なく、
暗証番号さえ覚えておけば、各自入室することができます。
これが山形発祥の文化がどうかよくわかりませんが、
ぜひ全国に、とりわけ温泉地にこのシステムを伝播してほしいと思いました。
さらにこのホテルが変わっているのは入室してみるとこんな感じ ↓ なのです。
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この1枚の写真の中に3箇所、間違い、じゃなくて変わったところがあるのですが、
皆さんお気づきでしょうか?
まず左手に簡易キッチンがあります。
これがヘンですね。
長期滞在型のホテルにはよくあるのでしょうか。
私はホテルではこういうの初めて見ました。
たった1泊ではまったく使いませんでしたが…。
そして右手には洗濯機まであります。
ドアを開けて左手にこれが見えたときには一瞬ギョッとしました。
コインランドリーがどこかの階に設置されているというビジネスホテルはよくありますが、
室内に洗濯機があるのは初めて見ました。
完全に長期滞在を想定していますね。
もうひとつの間違い (じゃなくて変わったところ) はわかりましたか?
そうです。
こちらのホテルの部屋には玄関 (下足場?) があって、
そこで靴を脱ぎスリッパに履き替えるようになっているのです。
土足禁止なのですね。
いやあ変わったホテルです。
山形人というのはたとえホテルであっても家庭的なものを求めるのでしょうか、
でも今までもいくつか山形のホテルに泊まったことはありますが、
こんなのは見たことなかったから、やはり山形とは関係なく、
ステイインホテルズがこうした新方式を採用しているだけなのか、
とにかく変わったホテルでした。
トイレがウォシュレットじゃなかったので私にはちょっと向いていませんが、
それを除けば部屋も広めだしとても快適でかつ安価ですので、
山形にお越しの際はぜひご利用になってみてください。
このホテルにチェックインし、七日町の居酒屋での主将会に出かけ、
麦きりとかを食べてきたわけですが、
解散後、いつものようにすぐにホテルに戻る気にもならず、
といってどこか知ってる店があるわけでもなく、街をぶらぶら歩いていたわけです。
そうしたらホテルのそばに 「女酒場アルベ」 という看板を発見しました。
女酒場?
うーん、怪しいです。
何なんでしょう?
いわゆるガールズバーの類でしょうか?
知らない街でそんなところに入ったらどれだけボラれてしまうかわからないので、
分別ある大人としてはそこは黙って通り過ぎました。
で、さらにあちこちぶらぶらしていたのですが、
あまり心惹かれるお店もなく、けっきょくホテルに戻ることにしたのです。
その帰り道に再び女酒場の前を通りかかりました。
すると、お客さんを送っていったところだったのか、
ママさん (と後に発覚した女性) がちょうど店の外にいたので、
「ここは何のお店ですか? 女酒場って書いてあるけど…」 と思い切って聞いてみました。
すると、「ただの居酒屋ですよ」 というお答えです。
だったらボラれることはないかと思い、ブログネタにという好奇心も手伝って、
「女酒場アルベ」 に入ってみることにいたしました。
入ってみたところやはり、ただの居酒屋というのはちょっと違うだろうという感じでした。
たしかに居酒屋のように食べ物のメニューは充実しています。
リーズナブルな値段で美味しそうなメニューがたくさん用意されていました。
シメの麺類やご飯物もいろいろあります。
しかし、アルコールのほうは、もちろんレパートリーはいろいろ揃っているのですが、
価格体系が普通ではありません。
1時間飲み放題1,000円なのです。
お通しの300円とともにこれが基本料金になります。
そして、先ほどのママさんはカウンターのお客さんのあちこちに付いて、
お酒をご馳走になっていました。
私のところにも付いてくれて、1杯飲みながら話し相手になってくれました。
このシステムは完全にスナックです。
お店にはほかにも女性が3名くらい、
男性が2名くらい (男もいてちょっとビックリしました) 働いていました。
その女性たちもお客さんに付くということはあるのかもしれませんが、
カウンターも満席でしたし、奥の畳敷きの小部屋 (4人テーブル×4台) も満席で、
お酒やら料理やらを運ぶのが忙しそうで、
その日は彼女たちがお客さんに付いている様子はありませんでした。
男性スタッフは料理担当のようで基本は厨房にいましたので、
彼らがお客さんに付くということもないのでしょう。
ママさんだけがお客さんのご馳走になるというシステムなのでしょうか?
こちらのママさんはスナックをやっていたそうなんですが、
料理メインの店をやりたいと思い、スナックは妹さんに任せ、
この女酒場を最近開店したのだと話してくれました。
30代前半の美人ですからスナックでも人気だったろうと思いますが、
気っぷのいい、Gパンが似合う感じの女性でもありますので、
たぶんこちらの店でのほうが生き生きと働けるのでしょう。
居酒屋なのかスナックなのかダイニングバーなのか、何とも分類のしようがありませんが、
この 「女酒場」 という新しい業態が山形から全国へ広がっていくことを期待します。
だって、私は翌日ダンスの試合がありましたので長居することはできず、
1時間も経たないうちにおいとましたのですが、
麦きりとかのおかげでお腹いっぱいだったためツブ貝の煮物を1品頼んだだけでしたので、
お会計はたったの1,800円くらいですんでしまったのです。
これは安いです。
価格破壊です。
今度はもうちょっと時間を気にせず飲めて、お腹も空いてるときに来てみたいです。
そうするといくらぐらいかかるのか試してみたいです。
山形大学の諸君、ぜひぼくの代わりにレポートしてください。
ちなみに、私の後からやってきて私の隣りに座った常連さんらしき人物は、
ママさんからのリクエストに応えて赤ワインのフルボトルを開けていました。
うーん、あんなことをするといくらぐらい取られるんだろう?
興味津々だあ。
しんさん、山形に行く機会があったらぜひお試しください。
きっと、しんさん好みの店だと思いますよ。
P.S.
「アルベ」 というのは、「あるよね。ここにあるでしょ。」 という意味の山形弁だそうです。
福島で姉妹店を開業するとしたら 「女酒場アルダベシタ」 になるのでしょうか。