まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q.何のお酒が好きですか?

2015-09-19 00:05:13 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
これも複数の方から出された質問でした。
この質問にはすでにお答えしたことがあるような記憶があるのですが、
このブログのなかをいろいろと検索してみても見つかりませんでした。
たぶん代表質問に選ばれて授業時間中にお答えしたことがあったのでしょう。
代表質問に選ばれずにこの質問が未回答質問として残されたことがなく、
したがってブログのなかで書く機会に恵まれなかったのかもしれません。
好きな酒のつまみの話は書いたことがあるのに、
好きな酒のことをきちんと論じたことがないというのは我ながらとても意外でした。
いい機会をいただきありがとうございます。

さて、好きなお酒は何かですが、これはいざ答えようと思うとなかなか難しい質問ですね。
まず私のように長く生きてくると、歳とともに嗜好が変わってくるということがあります。
若い頃はやはりビールが一番好きでした。
うちの母親の実家が酒屋で、昔の酒屋ではよくアルコール類を水で薄めたりして売っていたそうで、
母の兄弟姉妹は親がそんなことをしているところを見ながら育ったので、
その場で栓を抜かないと飲めないビール以外のすべてのアルコールは信用できない、
と言って自分たちはいつもビールばかり飲んでいました。
そんな親に育てられたので、私も最初に親しんだお酒がビールでした。
それ以来、長い間ビールが一番で、ビールだったら無限に飲んでいられたものです。

しかしながら、今どきアルコールを水で薄めて売ったりするお店はありませんので、
何を飲んでももう安心して味を楽しむことができるわけです。
しかも現在では、どのお酒もいろいろな銘柄があって味の違いを楽しむことができます。
でもほんの30数年前、私が大学生の頃なんかは、
飲み屋さんに行っても、例えば日本酒と言えばお燗にするかしないかの二者択一しかなくて、
銘柄を指定して頼むなんていうことはありませんでしたし、
今みたいに純米酒とか生酒なんていうものもなくて、
ほぼ間違いなく醸造アルコールを添加された本醸造酒しかありませんでした。
焼酎も、美味しい焼酎が出回るようになったのはこの10年ぐらいのことではないでしょうか。
今だったら焼酎と言えば芋焼酎とか麦焼酎などを思い浮かべると思いますが、
そういう本格焼酎 (焼酎乙類) と呼べるようなものは居酒屋には置かれてなくて、
酎ハイや酎ライムを作るための原料としての焼酎甲類しか存在していませんでした。
あの頃の日本酒や焼酎は私にとっては鬼門でした。
飲むと必ず悪酔いしていたのです。
そんな経験があったので長らく敬遠していましたが、それももう今は昔、
お酒事情はあれから大きく変わりました。
日本酒も焼酎も悪酔いを心配することなく、美味しく楽しめるようになってきました。
そうやってだんだんいろいろなお酒を嗜むようになって今に至っています。

さて、ではそんな中で今の私は何のお酒が好きなんでしょうか?
以前に比べて選択肢が増えてしまっていますので、なかなか1つに絞るのは難しいです。
どうお答えしましょうか?
うーん、困ったな。
とりあえずこうお答えしておきましょう。

A.現段階で一番好きなお酒はたぶんワインです。
  次はやっぱりビールかなあ。
  でも焼酎と日本酒も捨てがたいなあ。
  それほど飲まなかったけど実は最近ウィスキーも気に入ってるんだよなあ。
  うーむ、そう言えばジンとかラムを入れてあげなくていいのかなあ?
  ああ困った。
  お酒に貴賤はないよ。
  お酒は全部好き。

何だかまったくとりとめない答えになってしまいましたが、こんな感じでいかがでしょうか。
それぞれのお酒の中でもさらにまた好みがあったりするのですが、
それはまた別の機会にお話しすることにいたしましょう。