白河の看護学校は30時間の担当で、毎週2コマずつやってますが、
郡山の看護学校は15時間の担当なので、毎週1コマしかありません。
白河で2コマかけてやっている内容を、ものすごいダイジェストで1コマでやっているんですが、
いろいろなことを省略しなければならず、ワークシート記入も省略しています。
白河では毎週A4裏表のワークシートにぎっしり書いて提出してもらっていますが、
郡山では授業中の思索は全部、自分のノートに書いてもらい、
提出してもらうのは全7回分をA4裏表1枚にまとめた簡単な振り返りシートだけです。
というわけで 「倫理学の先生に聞いてみたいこと」 も、授業内で代表質問に答えただけで、
代表質問に選ばれなかった質問はみんなのノートの中に書いてありますので、
私は読むことができず、したがってブログでお答えすることもできませんでした。
今回その問題点に気づき、もしも時間的余裕があったら振り返りシートの中に、
ぜひとも 「倫理学の先生に聞いてみたいこと」 があれば書いておいてください、
とお願いしたところ、数人の方から質問を頂戴いたしました。
今日はそのうちのひとつです。
生まれ変わるなら男と女のどちらがいいですかという、
まあ倫理学とはまったく関係のない質問ですね。
でもむりやり倫理学にこじつけて答えてしまいましょう。
A.男女平等な社会であれば、女性に生まれ変わってみたいです。
私たちは現代日本しか知らないわけですから、生まれ変わってくると想像してみた場合、
現代日本のような社会にまた生まれてこられるだろうと勝手に前提しちゃいがちですが、
生まれ変わったときにどの時代のどんな国にオギャーと生まれてくるかわからないはずです。
その社会でものすごい不平等があるかもしれないじゃないですか。
女性差別かもしれないし、男性差別かもしれないし。
先日、現代においても女性が 「名誉の殺人」 の犠牲になっている地域がある、
という話を書きましたが (このブログはぜひ読んでみてください)、
こういう社会に生まれてくるのだとしたら絶対に女性には生まれたくないでしょう。
(いや、こういう社会には男としても生まれてきたくありませんが…)
そういう意味では、生まれ変わった先がどういう社会なのかというのは、
この質問に答える上でちゃんと押さえておくべき問題だろうと思います。
で、まあ現代日本においても女性差別が残っているのは承知していますが、
あのシスヨルダンほど苛酷ではないという意味で、
現代の日本程度の男女平等が達成されている社会に生まれ変わってくると想定するならば、
できれば女性に生まれ変わってみたいです。
それはたんに私が男性だからです。
男性は経験してみたので、次は女性も経験してみたいなあというくらいの好奇心からです。
私の個人的経験からして、男でムチャクチャ得をしたという実感はありませんし、
逆に女性たちがひどい待遇を受けて苦しんでいるというふうにも見えませんし、
だとするとやってみたことのないほうをやってみたいと思ってしまうのです。
しかしながら、女性に生まれ変わってきたときには、
男性として生きていたときの記憶は当然のことながらないのでしょうね。
だとするとけっきょく男として生きることと女として生きることを、
自分で比較することはできないのですから、
男の次に女に生まれてみたところで、何の意味もないですよね。
だから、生まれ変わってくるという想定自体があまり意味がないような気もします。
なので私としては、生まれ変わりよりは、入れ替わりに興味があります。
つまり、来世ではなく、この人生の中で誰かある女性と入れ替わってしまう、
という体験をしてみたいと思うのです。
映画やドラマでは時々見かける設定ですね。
例えば、『パパとムスメの7日間』 みたいな状況です。
男としての記憶を保ったまま、女性を経験してみることができれば、
両者を比較することができるだろうと思うのです。
一番興味あるのは、本当に申しわけないけど、やっぱりエッチ関係ですね。
女性は男性の何倍も感じている、なんていうことを聞いたことがあるじゃないですか。
あれ、誰がそれを確かめたんでしょうか?
どうしてそんなことがわかるんでしょうか?
それがわかるのは入れ替わりを体験したことがある人だけじゃないでしょうか。
一方では、女性はみんなイッたふりをしているという話もありますよね。
男性みたいに出たか出ないかの単純な話ではない、
女性の性の世界というのは私たち男性にとってはまったく神秘の世界で、
ぜひその両方を比較してみたいと思うのです。
でも別にそっち関係だけじゃないですよ、興味があるのは。
女性の心情の世界というのは男性とは全然違うんだろうなあと思います。
『ハート・オブ・ウーマン』 という映画は、入れ替わらないんだけど、
ある日急に女性の心のつぶやきが全部聞こえてしまうようになる男性の話で、
こんなコメディで私はポロポロと涙をこぼしてしまうのですが、
女性がふだん何を考え何を感じているのかというのは知りたいなあと思います。
でも、これはたしかに入れ替わりでは、男の心をもったまま女性の中に入っちゃうので、
女性の心はわからないのかもしれないですね。
心を知ろうと思ったら、しかも男性のと比較研究したいと思ったら、
『ハート・オブ・ウーマン』 のような設定のほうがいいのかもしれません。
書いてて思ったけど、ぼくってやっぱり探求心旺盛だな。
ずっと 「比較する」 というところにこだわってますよね。
「どちらに生まれ変わりたいですか」 という質問に対して、
両方を経験して両者を比較したいという観点からでしか答えていませんね。
けっきょくぼくは、知らないものを知りたいという知的好奇心だけで生きてるのかもしれません。
学者に向いていたのかもしれないな。
郡山の看護学校は15時間の担当なので、毎週1コマしかありません。
白河で2コマかけてやっている内容を、ものすごいダイジェストで1コマでやっているんですが、
いろいろなことを省略しなければならず、ワークシート記入も省略しています。
白河では毎週A4裏表のワークシートにぎっしり書いて提出してもらっていますが、
郡山では授業中の思索は全部、自分のノートに書いてもらい、
提出してもらうのは全7回分をA4裏表1枚にまとめた簡単な振り返りシートだけです。
というわけで 「倫理学の先生に聞いてみたいこと」 も、授業内で代表質問に答えただけで、
代表質問に選ばれなかった質問はみんなのノートの中に書いてありますので、
私は読むことができず、したがってブログでお答えすることもできませんでした。
今回その問題点に気づき、もしも時間的余裕があったら振り返りシートの中に、
ぜひとも 「倫理学の先生に聞いてみたいこと」 があれば書いておいてください、
とお願いしたところ、数人の方から質問を頂戴いたしました。
今日はそのうちのひとつです。
生まれ変わるなら男と女のどちらがいいですかという、
まあ倫理学とはまったく関係のない質問ですね。
でもむりやり倫理学にこじつけて答えてしまいましょう。
A.男女平等な社会であれば、女性に生まれ変わってみたいです。
私たちは現代日本しか知らないわけですから、生まれ変わってくると想像してみた場合、
現代日本のような社会にまた生まれてこられるだろうと勝手に前提しちゃいがちですが、
生まれ変わったときにどの時代のどんな国にオギャーと生まれてくるかわからないはずです。
その社会でものすごい不平等があるかもしれないじゃないですか。
女性差別かもしれないし、男性差別かもしれないし。
先日、現代においても女性が 「名誉の殺人」 の犠牲になっている地域がある、
という話を書きましたが (このブログはぜひ読んでみてください)、
こういう社会に生まれてくるのだとしたら絶対に女性には生まれたくないでしょう。
(いや、こういう社会には男としても生まれてきたくありませんが…)
そういう意味では、生まれ変わった先がどういう社会なのかというのは、
この質問に答える上でちゃんと押さえておくべき問題だろうと思います。
で、まあ現代日本においても女性差別が残っているのは承知していますが、
あのシスヨルダンほど苛酷ではないという意味で、
現代の日本程度の男女平等が達成されている社会に生まれ変わってくると想定するならば、
できれば女性に生まれ変わってみたいです。
それはたんに私が男性だからです。
男性は経験してみたので、次は女性も経験してみたいなあというくらいの好奇心からです。
私の個人的経験からして、男でムチャクチャ得をしたという実感はありませんし、
逆に女性たちがひどい待遇を受けて苦しんでいるというふうにも見えませんし、
だとするとやってみたことのないほうをやってみたいと思ってしまうのです。
しかしながら、女性に生まれ変わってきたときには、
男性として生きていたときの記憶は当然のことながらないのでしょうね。
だとするとけっきょく男として生きることと女として生きることを、
自分で比較することはできないのですから、
男の次に女に生まれてみたところで、何の意味もないですよね。
だから、生まれ変わってくるという想定自体があまり意味がないような気もします。
なので私としては、生まれ変わりよりは、入れ替わりに興味があります。
つまり、来世ではなく、この人生の中で誰かある女性と入れ替わってしまう、
という体験をしてみたいと思うのです。
映画やドラマでは時々見かける設定ですね。
例えば、『パパとムスメの7日間』 みたいな状況です。
男としての記憶を保ったまま、女性を経験してみることができれば、
両者を比較することができるだろうと思うのです。
一番興味あるのは、本当に申しわけないけど、やっぱりエッチ関係ですね。
女性は男性の何倍も感じている、なんていうことを聞いたことがあるじゃないですか。
あれ、誰がそれを確かめたんでしょうか?
どうしてそんなことがわかるんでしょうか?
それがわかるのは入れ替わりを体験したことがある人だけじゃないでしょうか。
一方では、女性はみんなイッたふりをしているという話もありますよね。
男性みたいに出たか出ないかの単純な話ではない、
女性の性の世界というのは私たち男性にとってはまったく神秘の世界で、
ぜひその両方を比較してみたいと思うのです。
でも別にそっち関係だけじゃないですよ、興味があるのは。
女性の心情の世界というのは男性とは全然違うんだろうなあと思います。
『ハート・オブ・ウーマン』 という映画は、入れ替わらないんだけど、
ある日急に女性の心のつぶやきが全部聞こえてしまうようになる男性の話で、
こんなコメディで私はポロポロと涙をこぼしてしまうのですが、
女性がふだん何を考え何を感じているのかというのは知りたいなあと思います。
でも、これはたしかに入れ替わりでは、男の心をもったまま女性の中に入っちゃうので、
女性の心はわからないのかもしれないですね。
心を知ろうと思ったら、しかも男性のと比較研究したいと思ったら、
『ハート・オブ・ウーマン』 のような設定のほうがいいのかもしれません。
書いてて思ったけど、ぼくってやっぱり探求心旺盛だな。
ずっと 「比較する」 というところにこだわってますよね。
「どちらに生まれ変わりたいですか」 という質問に対して、
両方を経験して両者を比較したいという観点からでしか答えていませんね。
けっきょくぼくは、知らないものを知りたいという知的好奇心だけで生きてるのかもしれません。
学者に向いていたのかもしれないな。
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