まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q .子どもを育てる上で大切にしていることは何ですか?

2018-04-22 12:52:20 | そして父になる
看護学校の学生さんたちからいただいた質問に答える哲学FAQと、

新カテゴリー 「そして父になる」 の記事を合体させてしまいます。

代表質問に答えるなかで子どもが生まれたことも語ってしまったのですが、

それを聞いた上での質問ではなく、正確にはこんなふうに書いてくれていました。

「Q.子どもはいますか。育てる上で大切にしていることは何ですか?」

男子からいただいた質問でしたが、今どきの男子学生はこんなことに興味があるんですね。

この質問、なんか前にも聞かれたことがあったよなあと思って思い出してみたら、

4ヶ月健診のときに男親が答えなければいけないアンケートがあって、

「赤ん坊が泣いているとイライラする」 とか 「父親も子育てに関わるべきだ」 等々の

五件法の質問に答えさせられたあと、

子育てについてどう思っているかを自由記述させられたことがあったのでした。

そのときは以下のように答えました。

たぶん今回の質問に対するお答えもそれと同じになると思います。

「A.幼いうちは絶対的な庇護と安心感を与え、何にでも挑戦できる素地を培っていく。

   長ずるにつれて少しずつお互いに親離れ、子離れしていきながら、

   最終的に一個の独立した人格としてひとりで生きていけるように導いていく。」

以前に、まだ子どもなんてまったく生まれていないというか、

生む予定もまったくなかったころに、

「Q.子どもにはどんな名前を付けたいですか?」 という質問にお答えしたことがあります。

そのころ考えていたことと、実際に生まれてからの考えはまったく変わっていません。

赤ちゃんや小さい子どものうちは本当に可愛いですが、

その可愛さに引きずられて子育ての本質を見失わないようにしたいと思っています。

いずれこの子を手放さなければならない、その日のために育てているのだ。

子育てにとって一番大切なのはそれではないかと思っています。

とはいえそれまではまだ20年くらいありますから、

今はまず、這うことも立つことも歩くこともできない壊れやすい存在者を、

全力で庇護していきたいと思っております。


 (ヨチヨチ父の初めての授乳)


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