棺の中のおじいちゃんを覗き込んだマスミ。
「本物(ひいおじいちゃん)なの?人形みたい。」
生前と変わらない肌色と穏やかな表情で目を閉じて動かないから、
そう思ったみたい。
言われてみると、なるほど。
初めて会った3人姉弟の従兄弟。
子どもたち、あっという間に意気投合し、大の仲良しに。
マスミとトオル、私のそばなんてまったく近寄らず、
子ども同士でずっと走り回って遊んでいる。
キャッキャッいつも楽しそうで、見ていると気持ちが和んだ。
仲良しって、いいな。
親子も親戚も皆がこうしていつも笑顔でいられるって素敵だな。
おじいちゃん、大切なことに気づかせてくれてありがとう。
ロウソクの灯火を絶やさぬ為、義父を筆頭に男衆は半徹夜。
翌朝は一様に疲れきった顔をしていた。
それでも義父は、「わざわざ来てくれてありがとうね」
と私やマスミに何度もおっしゃる。
いえいえ、私なんぞ、何もお手伝いできずに申し訳無いくらいで。
皆と一緒におじいちゃんのお見送りをさせて頂き、
こちらこそありがたかった。
「本物(ひいおじいちゃん)なの?人形みたい。」
生前と変わらない肌色と穏やかな表情で目を閉じて動かないから、
そう思ったみたい。
言われてみると、なるほど。
初めて会った3人姉弟の従兄弟。
子どもたち、あっという間に意気投合し、大の仲良しに。
マスミとトオル、私のそばなんてまったく近寄らず、
子ども同士でずっと走り回って遊んでいる。
キャッキャッいつも楽しそうで、見ていると気持ちが和んだ。
仲良しって、いいな。
親子も親戚も皆がこうしていつも笑顔でいられるって素敵だな。
おじいちゃん、大切なことに気づかせてくれてありがとう。
ロウソクの灯火を絶やさぬ為、義父を筆頭に男衆は半徹夜。
翌朝は一様に疲れきった顔をしていた。
それでも義父は、「わざわざ来てくれてありがとうね」
と私やマスミに何度もおっしゃる。
いえいえ、私なんぞ、何もお手伝いできずに申し訳無いくらいで。
皆と一緒におじいちゃんのお見送りをさせて頂き、
こちらこそありがたかった。