信頼していた高辻役員から激しい罵倒を受け傷心のままリフレッシュ休暇を採った円山本部長は山深い民宿で最愛の山本深雪さんと密会中です(笑)
深い山間は全てを忘れさせてくれる桃源郷でした。
円山本部長にとってリフレッシュ休暇は正に新たな気分転換になりました。永らく不能に近かった男性機能も復活したのです。
深雪さんと会った一夜は心身共に新しい気持ちにした一時でした。
翌日爽やかな目覚めに円山本部長は 気力の充実感を覚えました。
窓から秋の澄んだ空が垣間見えていました。
タバコに火を付けると円山本部長はふとんに寝転びました。
立ち上ぼる紫煙を眺めていて
『あぁ静かな朝だなぁ…』
こんなにゆっくりと過ごした一週間は久々でした。
『そう言えばずーと寝不足だったなぁ』
今の営業本部長になって三年…夜は会議や接待で慢性的な睡眠不足でした…
『うーん』甘えたような声で深雪が寝返りを打ちました。
『この子はいつになく俺を心配してくれて…』
普段遠く離れ離れの状況ながら俺に気遣いをしていてくれる…超能力を持っていてピンチになると手を差し延べてくれました。幾度助けてもらったか数知れません。
故(ゆえ)あって修行の身にありますが、本当は俺に迎えに来てもらいたいのではないだろうか…
それくらい深雪は円山本部長に献身的に尽くしていたのです。
今の女房と別れて深雪と…そう何度も考えた円山本部長でした。普通ならそう決断していたでしょう。家族を棄てて深雪を選んだでしょう。…しかし役員にあと一歩、ここでスキャンダルは出せません。
それは円山本部長の身勝手な考えでした。いえ!深雪本人がそう望んだのです。
『私はいいの。貴方に迷惑をかけたくないから…』
深雪には円山本部長の出世が生きる糧となっていました。
『だから私は陰ながら貴方をお慕いしています』
そして『もしも貴方に何か危機が訪れた時は私が救いに来ます』
深雪には本来人より勝れた能力がありました。それが 修験者の修行によって磨かれ超能力を身に着けました。
深雪は健気にも自分を犠牲にしてまで円山本部長に尽くしていたのです。
『俺には何も深雪にしてやれる事がないよ』
円山本部長は詫びます…
『いいのよ。たまにこうして会えれば…私は…』
言いかけた深雪に円山本部長は深く頭を下げました。 『ありがとう…』 円山本部長は大粒の涙を零していました。
『俺はなんと言う幸せ者なんだ…』
二人で交わした約束を今円山本部長は回想していました。
そばの深雪は何も知らずに軽い寝息を立てて居ました。
その深雪は寝返りを打った時にふとんがまくれ胸元の浴衣が乱れて妙に色っぽさを感じました…童顔の寝顔と見比べて円山本部長は男の充実を覚えてきました。 そっとふとんをまくり円山本部長は添い寝するように身体を差し入れました。
深雪の柔らかい身体が浴衣の上からも分かりました。 『深雪…』耳元で囁(ささや)くと白い胸元にそっと口づけをしました。 『うぅ~ん』深雪はそのタッチに眠りから覚めて来たのか軽く喘ぎました。
薄い紅色のサクランボに唇を寄せて軽く愛哈します。『うーん』夢うつつの深雪は少しのけ反り円山本部長の首に腕を回します。深い溜め息を繰り返してゆっくりと深雪に重なりました。
もう深雪も目が覚めています。
座敷の静かな空気に艶っぽい雰囲気が醸し出されてきました。
…円山本部長はゆっくりと身体を動き出しました。
深雪の甘い吐息が少しずつ荒くなり始める頃二人は一体となりました。
深い山間は全てを忘れさせてくれる桃源郷でした。
円山本部長にとってリフレッシュ休暇は正に新たな気分転換になりました。永らく不能に近かった男性機能も復活したのです。
深雪さんと会った一夜は心身共に新しい気持ちにした一時でした。
翌日爽やかな目覚めに円山本部長は 気力の充実感を覚えました。
窓から秋の澄んだ空が垣間見えていました。
タバコに火を付けると円山本部長はふとんに寝転びました。
立ち上ぼる紫煙を眺めていて
『あぁ静かな朝だなぁ…』
こんなにゆっくりと過ごした一週間は久々でした。
『そう言えばずーと寝不足だったなぁ』
今の営業本部長になって三年…夜は会議や接待で慢性的な睡眠不足でした…
『うーん』甘えたような声で深雪が寝返りを打ちました。
『この子はいつになく俺を心配してくれて…』
普段遠く離れ離れの状況ながら俺に気遣いをしていてくれる…超能力を持っていてピンチになると手を差し延べてくれました。幾度助けてもらったか数知れません。
故(ゆえ)あって修行の身にありますが、本当は俺に迎えに来てもらいたいのではないだろうか…
それくらい深雪は円山本部長に献身的に尽くしていたのです。
今の女房と別れて深雪と…そう何度も考えた円山本部長でした。普通ならそう決断していたでしょう。家族を棄てて深雪を選んだでしょう。…しかし役員にあと一歩、ここでスキャンダルは出せません。
それは円山本部長の身勝手な考えでした。いえ!深雪本人がそう望んだのです。
『私はいいの。貴方に迷惑をかけたくないから…』
深雪には円山本部長の出世が生きる糧となっていました。
『だから私は陰ながら貴方をお慕いしています』
そして『もしも貴方に何か危機が訪れた時は私が救いに来ます』
深雪には本来人より勝れた能力がありました。それが 修験者の修行によって磨かれ超能力を身に着けました。
深雪は健気にも自分を犠牲にしてまで円山本部長に尽くしていたのです。
『俺には何も深雪にしてやれる事がないよ』
円山本部長は詫びます…
『いいのよ。たまにこうして会えれば…私は…』
言いかけた深雪に円山本部長は深く頭を下げました。 『ありがとう…』 円山本部長は大粒の涙を零していました。
『俺はなんと言う幸せ者なんだ…』
二人で交わした約束を今円山本部長は回想していました。
そばの深雪は何も知らずに軽い寝息を立てて居ました。
その深雪は寝返りを打った時にふとんがまくれ胸元の浴衣が乱れて妙に色っぽさを感じました…童顔の寝顔と見比べて円山本部長は男の充実を覚えてきました。 そっとふとんをまくり円山本部長は添い寝するように身体を差し入れました。
深雪の柔らかい身体が浴衣の上からも分かりました。 『深雪…』耳元で囁(ささや)くと白い胸元にそっと口づけをしました。 『うぅ~ん』深雪はそのタッチに眠りから覚めて来たのか軽く喘ぎました。
薄い紅色のサクランボに唇を寄せて軽く愛哈します。『うーん』夢うつつの深雪は少しのけ反り円山本部長の首に腕を回します。深い溜め息を繰り返してゆっくりと深雪に重なりました。
もう深雪も目が覚めています。
座敷の静かな空気に艶っぽい雰囲気が醸し出されてきました。
…円山本部長はゆっくりと身体を動き出しました。
深雪の甘い吐息が少しずつ荒くなり始める頃二人は一体となりました。