そこまで呑むか!?^^;続き♪

神戸の地理に詳しくない私は 一か八かで湾岸線に向かいました。
あとで調べたら三ノ宮辺りから湾岸線まで下道を行きましたが、ハーバーハイウェイがあるのがわかりましたが、覆水盆に返らず、
後悔は先に立たず…
とにかく湾岸線に向かって走って行きますと、 そうです。一キロも行かないうちに渋滞に出食わしました。
止まっては進み、また止まる…
こんな繰り返しで３０分くらいはあっというまに過ぎていきます^^;
後部座席のお客様は静かにしていらっしゃいましたが、私は内心冷や汗ものです！
早朝からゴルフでしょ(^^)しかも炎天下で相当疲れていらっしゃるはずです。
誰もが早く家に帰ってゆっくりくつろぎたいのが人情でしょう…
お客様は二人で 何か社内の噂話をしていらっしゃいましたが、雑談程度でたまに嘲笑されていらっしゃる様子です。
まあ 道は混んでいましたが車内は穏やかな空気に包まれていて 私はひと安心(^^)
気の短い方なら ああこの道はダメや、あっちの方が空いている… など小言を言われると お客様ですから 逆らうわけにもいかず
ハイハイ と相づちを打ちながら 内心は
バカヤロウ と毒づくのです^^;

まぁ こんな方は滅多にいませんが、実を言うと小言を言われないとかえって恐縮してしまうのがこれまた人情です^^;
賢明なお客様、どうぞ 健やかに穏やかに後部座席でお過ごし下さいませ(^^)

… そんな調子で私は車を進めていましたが しばらくすると 話し声が聞こえなくなりました。
車内のミラーは逆光にしているのでお客様の様子はほとんどわかりません。
ただ気配からすると どうもお休みモードに入ったみたい(^^)
この様に後部座席で寝ていらっしゃるのは私にとって好都合でした^^;
中には寝られると走りにくいと宣(のたま)う輩(やから)もいるようですが、私は全然平気です^^;
むしろ寝ていたほうが余計な気を使わなくて済みます(^^)
私は ラジオのボリーュムを落としブレーキの踏み方に注意しながらトロトロ運転を続けました。
外を眺めてると右側は海沿いで夕暮れの中に船の明かりが瞬きだしています。
左隣は住宅街です。ここから川を挟んで小さな道が見えています。
あれれ… 渋滞の時の心得として 焦らず慌てず急がず…が原則ですが^^;
この時だけは 焦りましたね。
と 言うのも 向こう側の道路はスイスイクリマが走っています。
まだ夜の帷(とばり)が降りる前でクルマのライトもチラホラ点けている程度でしたが、確かにクリマは普通に走っています。ここから二十メートルも離れていない距離に^^;…
たぶんわき道になるのでしょうが、こちらの渋滞とはエライ違いでした^^;
ふ～む… 私は前を気にしながら、そのわき道を注目していました。
ちょっとした観察力が裏道を見つけるチャンスになるもので、私たち運転士には必要不可欠な資質でしょうね。
私が注目していたのは こちらが本道であり 一本道で湾岸線に繋がりますが、 この裏道候補はどこかでこの本道に合流するはずでここから離れてしまえば、これは裏道になりません。湾岸線に乗るのが目標ですからね^^;
それにしても この裏道、わき道はほんとにスイスイでした^^;
私は数えていませんが、既に数十台のクリマに抜かれています^^;
途中信号がありました。
前に大型がいるので よくわかりませんが、右折するクリマはかなりあったようで、これを見ても裏道は間違いないようでした。
帰ったら この道はチェックだな♪
私は信号の場所や辺りの目印を頭に焼き付けていました。

それからしばらく走ると二又に別れていて標識が見辛く私は空いている左側に進みましたが 直ぐに反省しなければなりませんした。
左側は神戸から突き出した埋め立て地 ポートアイランドにいく道路で スイスイ走っています。
私は何台かやり過ごして右側車線湾岸線に繋がる道に入り直します。
この辺りは どこでも見られる風景で 知っていながら空いている車線を通って少しでも前に行ってから入り直すのです^^;
エチケット 良識の問題でしょうが、ここではわたしも同罪になるので小さくなりながらウインカーを出していました^^;

そして 大きな登り坂を上がりきると湾岸線のゲートがありました。
やれやれです^^;
湾岸線は予想外に空いていてこのまま走れば今までの渋滞で遅れた時間を取り戻せると張り切りました。
そりゃあ 遅くなった分残業代はつきますが、疲れているお客様を察すると早く帰ろうと 思うのが優れた運転士でしょうね(オホン！)
ところでお客様は湾岸線に乗ったころ 目を覚まされたようで
それは気配でわかります(^^)
続きます♪
小題まであと 少し^^;