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寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

五月雨(さみだれ)かな…

2016年05月10日 06時50分29秒 | 日記
おはようございます(^^) 雨が続きますね… 誰かが もう梅雨と違うか(笑) 聞いていたみんな はぁ^^;…てな顔してましたが、連休中も 晴れたり 強風だったりと 穏やかな天候から見離された感がありますね。
それで また違う誰かが これは 穀雨 と言うんだょ といいましたが、 はて? こくう…とは何ぞや、となって 早速調べてみたら 穀雨 二十四節気のひとつに ありました♪
季節用語ではありますが、4月21日~5月5日 までを指すそうで、その後5月6日からが立夏。
…… むむむ^^;
驚いたことに、この二十四節気どおりみれば 既に夏に入ってるじゃないですか^^;
世間見渡しても 夏になった気分ではないんですがね^^;
ところで 時節柄 雨 に関する 言葉を拾ってみました。
梅雨、走り梅雨、送り梅雨、戻り梅雨、蝦夷梅雨、菜種梅雨、五月雨(さみだれ)長雨、筍梅雨、卯の花腐るし(くたし)…

う~ん この時期は雨が多いせいか 色んな呼び方してますね。 そんな 中で ちょっと解りにくいのが卯の花腐り ですが、 卯の花(おから)が腐りやすい…という意味ですって(^^) おからは大豆を蒸した蛋白質ですが、カレーに入れる馬鈴薯なども やっぱりアシが早くて(腐りやすい) ため レストランなどで使うカレーのルゥには馬鈴薯は入ってませんね(^^)
余談でしたが、これも生活の知恵でしょうね。
もうひとつ 松尾芭蕉の句に 五月雨を集めて速し最上川 があります(^^)
たぶん学校で習った と思うのですが、
奥の細道を題材に東北を廻った時に作られた作品でしょうが 情景が目に浮かびますね(^^)
そして 与謝蕪村の作に 五月雨や大河を前に家二軒
蕪村は芭蕉の後に活躍した俳人。 当然 芭蕉を意識して 詠んだのでしょうが (冠句が同じだから…)
学校のセンセが 2つの俳句を並べて
「どうだ、蕪村の句の方が如何にも濁流が勢いよく流れているのがが目に浮かぶだろう」
と仰っていたのが記憶に残ってます。
さて皆さん どうでしょうか?

春の海 ひねもすのたりのたりかな
菜の花や 月は東に 日は西に 蕪村
静かさや 岩にしみいる 蝉の声
古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音 芭蕉

ちょっと調べましたら、両者の面白い俳句がありました♪
この2人と 小林一茶 で江戸時代の三大俳人と呼んで いいのではないでしょうか(^^)

あ、一茶の俳句も 紹介しましょう(^^)
痩せ蛙 負けるな 一茶ここにあり
これがまた 終(つ)いのすみかか 雪五尺

この三大俳人の代表的な俳句各2作を見て私の感じたのは
蕪村… 季語に続く部分は 抽象的でそれでいて 言葉にリズムがあって遊び部分がありすね。
芭蕉…写実的な表現ながら 墨絵の侘寂を意識しています。
一茶… 何気ない現実に自身の感性で茶化しながら旨く表現していますね。

これは私見ですし 俳句教室ではありませんから誤解ありませんように(^^)
コメント
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