あけましておめでとうございます^^
令和三年 元日を迎えました。 一年の計は元旦にあり と昔の賢人の教えのとおり 今日決めたことは
一年を通してやり抜かねばなりません。 と言いますと 今日のコロナさえ克服できないのにエラクむつかしい話をして
くれるやないか、とお叱りを貰うかも知れませんね。
でも 石の上にも三年、 思う一念岩をも通す など人生は一心不乱に励めば報われるという賢明なことわざがあるのです。
そして 努力の暁(あかつき)には、大願成就になるのですね。
年頭にあたって普通の人は一年の安定と、健康と幸福を神仏に祈りたい気持ちになります。初詣なんかはその頂であったはず
ですがいつの間にか観光化されてしまいました。世界の平和の実現や地球環境問題の解決などは正しく大願でしょうが、
受験、結婚、健康なども本人にとって大きな祈願でしょう。
仏教では民衆を救おうとする願いを大願というそうですが、我々凡俗の世界では小さくても切実で身近な祈願こそ、大願で
あるのです。そしてそれが成し遂げられるのを 大願成就というそうです。
ところで 初詣に関わらず お詣りにはお賽銭がつきものですね。このお賽銭と今ほどの大願との関連として お賽銭が
百円や千円では成就にほど遠いのではないでしょうか。
それじゃぁ 五千円、一万円だはどうかと言いますと、この程度で大願成就を祈るのは神仏に失礼だと私は思いますね。
むしろ最小の投資で最大の効果を得るには もう五円玉を以ってして縁起(ご縁のあるように…)を担ぐしかないでしょう。
ですが大願と金額は全く無関係で本当に大切なのは 心なのです。
又 同じような四文字熟語に満願成就があります。これは日数を決めて神仏に祈願をして その期間が終わって願いが叶うこと
をいうそうです。 蛇足ながら 小願成就という熟語は存在しないようです。
今年も変わらずご愛読下さいね。