寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

慣れる 心理・・

2021年01月19日 07時59分55秒 | 笑い

    おはようございます^^

真冬に戻りました、ですが 空は快晴なのですね… よく秋晴れと言いますが この時期は冬晴れというのもアリなんですね。

私の微かな記憶によりますと半世紀前は、こんなに寒くなかった、こんなにと言うのは氷点下になることなのですが

昔はもっと雪が降っていたように思います。このブログの舞台は関西なのですが 今は平地ですと滅多に雪が降りません。

ところが1965年くらいの映画では大阪も雪が降っていました。この映画とは 勝新太郎と田宮二郎主演の「悪名」の中に

天王寺界隈で おお 雪や という場面がありました。今は大阪の天王寺辺りで雪が降るなんてこと信じてもらえないの

ではないでしょうか。又、上方落語に「不動坊」という噺があります。これは 冬の話しです…という説明がありまして、

中で雪がチラチラしてきたで という場合があります。場所は船場からもうちょっと南に下がった日本橋辺りだと思いますが、

天王寺や日本橋あたりで雪が降るなんて今では考えられませんよね。又 京都も北の方でないと 雪は見られません。

 ところが 平安時代(約千年前)には洛中(市内)でも雪が降ったようです。それは 清少納言の 「枕草子」に載っています。

 【 冬はつとめて  雪の降りたるは、言ふべきにもあらず

 霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。

 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶(ひおけ)の火も、白き灰がちになりて、わろし 】

 

皆さん 学校で習いましたよねぇ~ ♪ 春はあけぼの…から始まる春の段が有名ですが、春夏秋冬の冬の段をコピーしました。

 一行目の 雪の降りたるは言うまでない  ということは雪はしょっちゅう降っていたということでしょう。

それが近頃は、地球温暖化よって関西では滅多に雪は降らないようになりました。

それが暮らしやすいから良いのかどうか… そやけどやっぱり降るもんは降らな アカン と巷のスズメはボヤいているようですね^^

 昨日 少し運転士の日常を紹介をしました。その中で運転士が仕事に慣れてきた辺りでハマる 落とし穴があります、と話しました。

それは 役員車の運転士という特殊な仕事にあるのではと私は思っています。

この仕事に就いた最初、それはもう物凄く緊張をしました。だって仕事の中身の説明を聞く時に、お前がお乗せ

(乗せるの御を付けたの初めて聞きました)する人は東証一部上場企業の役員さんで普通ならお前らと一緒に

なんかならへんのや と言われて正直臆(おく)しますよねぇ。ですからそんな人を乗せて大丈夫かなと不安になりました。

そのことを話すと ああ、さっきは言い過ぎたかなぁ…と頭を掻きながら 同じ人間やから…適度な緊張はええけど 

運転に影響するとアカンでぇ…とクギをさされました。う~ん あんた 緊張せよ と言ったり 気にするなと緩めたり

 いったいどうしたらええんや と思いました。すると私が悩んでいるのをみて あのな、エライ人を乗せて

後部座席を気にしてたら運転にならん、そんな時はかぼちゃを乗せてると思って前方に集中すれば大丈夫や、

と励ましてもらい 最初は 前方に集中 集中と呪文のように唱えましたね^^ すると 後方に乗っていらっしゃる役員さん

に対する意識が無くなってしまい スムーズな運行が出来ました。

 昨日話しました 落ちる穴も 最初は緊張から二時間の待つ間 固唾をのんで 時計を見たり座席のホコリを払ったり 灰皿を確かめたり

ダッシュボードを拭いたりラジオを聴いたり…と 中々落ち着くことが出

来ませんでしたね。 

 ですがそれを 何度も経験をしますと 慣れてきます。その内に役員さんの会食時間が二時間~二時間半くらいで途中に出てくることは無い

と分かって待機時間の二時間までは肩の力を抜いていても大丈夫だとリラックスしていられるようになるのです。

 大体いつ出動になるかわからないまま待機をするくらい大変なことはありません。 実際は役員さんには大なり小なり予定が決まっていて

それに沿って時間の配分があります。ですから予定表を見たり降車される役員さんから 30分くらいやから…と教えてもらうと助かりますね

それでも例えば六時半の出発となっている予定で10分前から玄関前で待機をしていて…(この10分前にスタンバイ状態でいることは基本です)

それは予定は予定、遅くなることがあるなら早くなることも十分ある、と認識をしていないとあきません。それで 気を付けないといけないのは

ダレることです。これは、人間の心理みたいなもので、6時半だった出発時間が延び延びになって7時くらいになってしまうことって、

あるんですねぇ…役員さんは 待たせている運転士のことなんかこれっぽちも思っていません…なぜなら 途中にでも 遅れるから

と連絡を貰ったことが無いからです。

先ほど言いました、いつまでか分からない待機ほど疲れるものはありません。ですから私の経験からきちっと待機が出来る時間は30分までですかねぇ

30分を過ぎると 気が散漫になって来るのが自分でも分かってきます。スーツのネクタイを結び直したり靴の中のごみをコンコンと出したり…

背伸びをしたり 屈伸したり通ってゆく女性を眺めたり とまぁ もう出て来るぞと思いながら待つ時間が延びるほど手持無沙汰になるのです。

 それで マーフィーの法則じゃぁありませんが、散々待たせてそれでも気を張ってる内は変化が無くて 気が緩んであくびでもしていると 

突然出てこられるのですね。 しかし突然って言いましたけど7時前なら出てこられるのが当然。6時半の予定を知っているからこそ時間が経てば経つほど

出てこられるのが近づいているのが当たり前。ああ…それなのに それなのに

緩むのはなんなのでしょうねぇ。

この人間の心理はAIには理解できないでしょうなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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