おはようございます〜
昨日は 土砂降りの雨でした。昼過ぎの半刻あまりでしたが、これで
少しは夏場の水の貯蓄に間に合いましたでしょうか
・・とまぁ呑気な話をしましたが、処によっては災害になっているのでしょう
か‥‥大したことなかったのであれば幸いです。
昨日は親父が持っていた本をパラパラとめくって暇をつぶしていました。
その親父は昔 冠句 の名手‥と言うのでしょうか俳諧界の様子が全くわかりませ
んのでそのように称しました。
この冠句 とは、俳句や川柳と同じく 五七五で詩を作るのですが、
俳句が一番高尚ですかな、川柳は後発みたいで俳句のように季語を入れる制約
もなく自由気ままに どちらか言いますと世間のうわさや政治のパロディを詠っ
たもののようです。
‥とこれは私の解釈ですから、もし間違っていたらごめんなさい。
そして冠句 、これは最初の 五文字に題が付いていまして、いわゆる制約ですね。
例えば 夏祭り とお題が決まっていると その後の七文字と最後の五文字を
続けて 作品に仕上げるのです。
私も少し川柳をやってみようかと思ったことがありましたが、たかが五七五さ
れど五七五いくつか創作をして新聞の読者の投稿の欄に送りましたが、
全然アキマセン。
今ではすっかり諦めて作ってもいませんが、川柳の最初 出始めとでも言うのでしょうか
思い浮かばないのですね。
人の作品でうまいなぁ、と感心をしたのが 退屈を幸せと書く日記帳 でした。
因みに私が創った 退屈をあくび殺して背伸びする もう一丁 退屈を余らせている飼い猫かな
これをある人に見せて どうでしょうか‥と聞いてみました。すると これは冠句でも川柳でもないね。
ただの作文だね、と笑われて それ以来素質が無いのは仕方ない と開き直っています^^
それ以来新聞なんかの投稿作品を見ると感心をするのがやっぱり特選や佳作など にありましたが
自分にはとても手が届かないなぁ‥レベルが違いすぎると諦めて ふっと目についたのが 冠句でした。
先程説明をしました通り、冠句は最初の5文字が決まっていますので、あとを
どうつなぐのか 腕の見せどころでしょうね。
よし、 と言うことで何回か新聞の投稿欄に送りましたが結果は 同じく全滅。
どんなのがいいんだろう…と敵情視察ではありませんが新聞に載っている作品をよく見ますと、
川柳の投稿者が冠句にも載っていることがワリとあるのに驚きましたが、でもよく考えると
五七五 と同じですから野球でいえば軟球と硬球の違いくらいなのかどっちにも佳作以上で
入選していらっしゃる人が何人もいます。
それでもう少し何週かの新聞を見ると 驚愕することに 川柳、冠句、俳句、短歌とすべてに
載っているオールマイティの人がいらっしゃって これは如何に地方版の中でとは言いながらも
一体どんな訓練をすればこの域に着けるのでしょう。
ところで我が親父がどれくらいの腕前だったのか今となっては分かりませんが
途中で作らなくなっていたようで 飽きたのかな‥?こんなことをご本人に聞くのは失礼でしょうし
まし て息子が冷やかし半分で聞けば父親だって沽券に関わるので正直には応えにくいでしょうね。
でも私が親父が名手だったかったかな‥と思ったのは、 一応 俳号と言いますか
ペンネームがあったからでした。苗字は本名ですから割愛しますが
下が 呑舟でした。親父にどう読むのか 聞くと のんしゅう、と教えてくれて意味は 舟を呑む
くらいの大きな魚 つまり大きな人物 と希望的な意味合いがあったようでした。
後に 調べてみると 呑舟 (どんしゅう)と読ます 居酒屋さんがありましたよ。
なるほどいいネーミングだなぁと思いましたが、発音が ドンシュウよりも
呑気なという方の ノンシュウが我が家系らしくて私は、こちらを気に入っています。