これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

自民党を刷新する方法 (その3)

2024-03-23 09:46:34 | 自民党
【はじめに】
 岸田自民党総裁は、「政治資金パーティー問題の関係議員を処分する」と言いましたが、「国民の目から見たら、軽い!軽い!処分をして、『人の噂も七十五日』を期待するのだろう!」と私は予想しています。

 次から次へと自民党議員の不祥事が発覚したら、国会は国政/国策を議論する場で無くなってしまいます。 日銀が努力してきた「デフレから脱却して→→インフレにする」は曲がりなりにも達成出来てきた様ですが、然し、2024年の実質GDPの予想伸び率は『1.3%』程度の様です。 国会で日本の経済を良くする議論をして頂きたい!

 今回は、自民党の刷新についての最終稿です。

・・・ 関連するブログ ・・・
★ 自民党を刷新する方法 (その1) :投稿日=24年3月2日
★ 自民党を刷新する方法 (その2) :投稿日=24年3月9日

【口移しチップ事件】
 産経新聞が、自民党の青年局の藤原崇局長と中曽根康局長代理が参加した、2023年11月18日の自民党・青年局近畿ブロック会議後の懇親会に、「下着と見まがうような露出の多い衣装をまとった複数の女性ダンサーを会場に招いて」、「ダンサーに口移しでチップ(一万円札?)を渡す参加者の姿も有った」、「費用は党本部や県連が出した」と報じました。

 懇親会を準備したのは、和歌山県連青年局長の川畑哲哉県議だった様です。川畑氏は、この問題が報じられた後に、自民党を離党しました。 川畑氏は、「費用は自民党本部と和歌山県連が出したが、国から支給された政党交付金等の金は使用していないので問題無い」と言う様な説明をした様です。 然し、「企業からの献金」や「党員の会費」等と「政党交付金」をキッチリ区別していないのに、政党交付金を使用していないと断言するのは可笑しいです! 「政党交付金で無ければ、何に使っても良い」と考えているのか?

 現在、殆どの企業では、女性が参加する新年会や忘年会に、肌を露わにしたダンサーを雇ったら『セクハラ』になります。 問題の懇親会に女性議員は参加していなかたのでしょうか? 川畑氏は『セクハラ』についての知識が全く無かった様に思えます。 自民党は国会議員と地方議員に、「セクハラは準犯罪だ!」と教育する必要が有ります。

ビックリした事❶ :藤原崇衆議院議員は『政治刷新本部』のメンバーです。こんな時代遅れの考え方を持った人間を集めたら、自民党を刷新する事は出来ません!

ビックリした事❷ :3月19日に、文春オンラインが、「埼玉県の青年局のメンバーが、2016年に『SM緊縛パーティ』を開催していた」と報道しました。 若手の自民党議員達が、風俗の店を勉強しているのは感心しました。 8年程の前の事を、「誰が、何の為にリークしたのか?」も不思議に思います!

自民党の青年局 :マスコミは自民党の青年局について殆ど報道しませんが、私は次の2点から注目してきました。

 注目点❶ :日本は台湾を国家として認めていません→→大使館が無いのです。 台湾との窓口は、自民党の青年局が担当してきました。

 注目点❷ :青年局局長は、自民党総裁への登竜門の一つです。 青年局局長を経験した総理大臣は、岸田文雄氏、安倍晋三氏、麻生太郎氏、海部俊樹氏、宇野宗佑氏、竹下登氏です。

★ 藤原崇氏    :青年局局長、   衆議院議員(岩手)、40歳、当選4回、『政治刷新本部』のメンバー、弁護士
★ 中曽根康隆氏 :青年局局長代理、衆議院議員(群馬)、42歳、当選2回、三世議員(祖父は元総理大臣の中曽根康弘氏)
★ 川畑哲哉氏  :自民党和歌山県支部・青年局次長、 県会議員、46歳、当選2回、世耕弘成参議院議員の元秘書 →→離党しました。

(余談 :青年の定義) 自民党の青年局に参加出来る年齢制限は『45歳以下』ですが、一般常識の『青年』は青年=20~30歳代です。40歳代の人を青年と呼ぶのは可笑しいですよね!

【若者を取り込む体質に改善しましょう!】
 2006年に選挙権が得られる年齢が18歳以上に変更され、2013年にインターネット選挙が認められる様になりました。 若い人達は暇が有るとスマホをいじっており、新聞やテレビのニュース番組は殆ど見なくなっています。 若者達の支持を得る為には→→若者達の共感が得られる政策を立案して→→動画や漫画入りの読みやすい/説得力の有る記事を→→政党のホームページに掲載し→→SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で発信しましょう! 

 れいわ新選組は、2019年の参議院選挙で2議席→→21年の衆議院選挙で3議席→→22年の参議院選挙で3議席得ました。(現在、両院で8議席確保しています。) 企業や労働組合の支援を受けないで、SNSを上手く使って→→個人からの献金を集めて→→ボランティアで選挙運動をする若者を沢山集めて頑張ってきました。 (れいわ新選組の2022年度の政党交付金≒6.2億円でした。)

 『若者クラブ』の創設を提案します。 (後述の)衆議院の小選挙区毎に設ける自民党の各支部事務所に、男女の若者が二、三十人集まれる部屋を用意して、楽しく/ワイワイ・ガヤガヤ議論してもらうのです。 彼らの意見を取り入れて政策を立案し、ホームページを充実させましょう! SNSを活用して、自民党を支持する若者を増やしましょう!

 『若者クラブ』には、『30歳以下』の年齢制限を設けます。地方議員も含めて、議員になったら『青年局』に行ってもらいましょう。 口煩い(くちうるさい)人間が『若者クラブ室』に立ち入るのは禁止しましょう!

【日本医師会と絶縁すべきです!】
 日本医師会を批判する方が多くなって来ている為か、近年は能登半島地震の後・医師を派遣する等して、国民の為に働いていると言うアピールをしています。 然し、今まで日本医師会は金に物を言わせて、自民党に強力なロビー活動をして→→医療行政を歪めてきました。

 日本医師会は、医療従事者の団体でも、医師を代表する団体でも有りません。開業医が自分達の利益を確保する為の団体です。 私は、自民党と自民党の議員は、日本医師会からの献金を一切受け取らず→→距離を置くべきだと考えています。

 「医療行政はどう有るべきか?」について、後日・私の考えを纏めて、ブログに投稿します。

【経済3団体と絶縁すべきです!】
 老子は、含蓄が有る名言『功成り名遂げて身退くは天の道なり』を残してくれました。 この教えに反する団体が日本には三つも有ります。

・・・ 老子の教えに反する団体 ・・・
❶ 日本経済団体連合会(経団連) :会長=十倉雅和(73歳)
❷ 経済同友会 :代表幹事=新浪剛史(65歳)
❸ 日本商工会議所(日商) :会頭=小林健(75歳)

 会社で社長や会長にまで昇り詰めた人間は、その職を辞したら→→セッセト引退して→→静かに余生を送るべきです。 人にとって最も大切な事は、「取り組んでいる仕事を成功させる事では無く、仕事をしながら若い人を育て→→次の世代に引き継ぐ事です!」

 技術はドンドン進歩して→→国際情勢は日々変化して→→国家も会社も変化に対応出来る様に→→常に改革する必要が有ります。 成功して社長や会長になったとしても、現在や未来に彼等の成功した経験が生かせるとは限りません。 産業界の意見を聞きたいのなら、現在活躍している/苦労している人達に、日本の産業の問題点や彼らの希望を聞くべきです。

 国家にとっては、産業を発展/進歩させる事が最大の課題です。 自民党は、上記3団体とは縁を切って、老人達の束縛を受けずに、『国家100年の計』を立案すべきです。

【老害対策が必要です!】
 日本人は、良い意味の『長老』は尊びます。 政治家の仕事は、自分の志を成就する為に『根回し』、『説得/話し合い』、『駆け引き/妥協』をして→→味方の数を増やそうとします。 『志の無い人間』が長い間・政治家を続けたら→→悪玉『長老』になってしまい→→森喜朗氏の様になります。

 政治の世界の『長老』は→→『老害』的な存在になり安いのです! 政党は『老害対策』として、公明党の様に『年齢制限』を設ける必要が有ると考えます。自民党には両院の比例区については年齢制限を設けていますが、何故か?選挙区には有りません。 

 公明党の年齢制限は素晴らしいと思いますが、自民党が公明党の様に『68歳の年齢制限』を設けるのは、反対が多過ぎて難しいと想像しますので、次の案を提案します。

・・・ 年齢制限についての私に提案 ・・・ 選挙時に以下の年齢に達していたら公認しない。
★ 衆議院 :選挙区は77歳以上、 比例区は現行の73歳以上
★ 参議院 :選挙区は75歳以上、 比例区は現行の70歳以上

(御参考 :自民党の年齢制限) 自民党は比例区については現在既に、年齢制限を設けています。 衆議院=73歳、参議院=70歳です。

(御参考 :公明党の年齢制限) 公明党は、衆参ともに「6期の任期を終えた者、もしくは議員在職中に68歳を超える場合の公認は行わない。」

(御参考 :自民党の高齢議員)
★ 二階俊博衆議院議員  :1939年2月生まれ=85歳
★ 麻生太郎衆議院議員 :1940年9月生まれ=83歳
★ 尾辻秀久参議院議員 :1940年10月生まれ=83歳
★ 衛藤征士郎衆議院議員 :1941年4月生まれ=82歳
★ 山東昭子参議院議員 :1942年5月生まれ=81歳
★ 山崎正昭参議院議員 :1942年5月生まれ=81歳
★ 平沢勝栄衆議院議員 :1945年9月生まれ=78歳
★ 中曽根弘文参議院議員 :1945年11月生まれ=78歳
★ 山田俊男参議院議員 :1946年11月生まれ=77歳
★ 甘利明衆議院議員   :1949年8月生まれ=74歳

【自民党には抜本的な改革が必要です!】
 小手先(その場しのぎ)の対策をしても、不祥事は絶えそうに有りません。国民の多くは、自民党の古い体制に辟易(へきえき)していますが、派閥の長や有力議員は「古い体制/体質だから自分が権力を維持出来ている」と考えていると想像します。 老害の影響下で、自民党を刷新するのは不可能です!

 岸田総裁が、本気で大改革に取り組もうとしたら→→自民党議員は公然とは反対出来ないので→→岸田氏や大臣達のスキャンダルをマスコミにリークして→→改革を阻止しよとすると予想します。 大改革を断行する為には、①世論を味方にして、②次の選挙で当選が覚束無い議員達の支持を得る必要が有りそうです。

 私は、3月9日に投稿した『自民党を刷新する方法 (その2)』で、政党交付金を大幅に増やして、企業や団体からの献金を禁止する案を提案しました。

 現在、国民一人当たり『250円/年』で算出した政党交付金を支給しています。私は『750円/年』に増やす案を提案しましたが、それでも足りないのだったら→→『2,000円/年』にしても良いと思っています。 金に纏わる不祥事が無くなるのなら、安いものです!

 麻生派は、自粛していた勉強会(?)を3月21日に開催した様です。 衆議院の小選挙区毎に自民党の支部事務所を(289ヶ所)設けて→→国政選挙を自民党として行う事にしたら→→派閥は根絶出来なくても、力を失うと予想します。

 党として国政選挙を行う事になったら、『三バン(地盤・看板・カバン)』の内、『鞄(カバン)』は意味を無くしますから→→世襲議員を減らす事が出来そうです!

 私の改革案でも発生しそうな問題が予想されます。 例えば、議員数が多いい政党に巨額の政党交付金が支給されます。 (然し、議員数が少ない政党でも、現在よりは支給額は多くなります。) 新たな政党を立ち上げるのは、難しくなりそうです。(然し、百田尚樹氏などが『日本保守党』を2023年に立ち上げ→→年末までに党員を42,000人も集めた様です。国会議員がいない為に現在は政党交付金を受け取っていません。SNSを駆使したら、金が無くても新党結成は不可能では無い事を証明したのです!)

 不祥事が次から次へと発覚するのですから→→大改革が不可欠です→→改革して新たな問題が出たら→→国会で修正案を検討したら良いと思います。



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