まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

支え合いボランティアの研修会(2)

2018-12-09 21:07:56 | ボランティア


講演の内容を書きます。

県立大学の鈴木准教授による「『走りながら考える』支え合い活動から 『笑いながらやってみる』支え愛活動へ」と題した講演がありました。

講演では、地区社協の取り組みが、今の社会状況から要請された先進的なものであることを称賛されていました。
従来、家族の中で支え合っていたことが、家族形態の変化などでできなくなっています。それを、地域全体で組織的に支えていく仕組みとして確立してきていることが、先進的なものとして評価されました。組織的に支えていくとは、福祉活動の一つとして、運営に協力できるメンバーがいること、他の関係者と協力できること、目的や運用のルールが地域の中で共有できていることなどの条件が整い運営できていることです。

今後、発展していくために、活動を通じたニーズキャッチとそれを相談支援につなげること、制度の隙間を埋める役割をどこまで広げるか、地域で生じている困りごとを地域ケア会議等で発信していくこと、支援者の支援体制を作ること、さらなる仕組みの開発とコーディネートが求められるとお話しされました。

愛とは相手に関心を持つこと、支え合いはお互いに関心を持って成り立つものであり、笑って終わることができる活動を行っていくことが大切と話を結ばれました。

参加された皆さんからは、活動を進めていく力をもらい大変良かったとの感想が聞かれました。
また、参加者の中から、サロンを作る準備をしている、居場所を作り多くの参加者が来ている、独自に助け合いの組織を作ったなどの報告もありました。
研修会は、明日に向かって取り組みを進める良い機会となりました。

(1)も合わせてお読みください。

支え合いボランティアの研修会(1)

2018-12-09 19:05:37 | ボランティア


2、3日前までの暖かな空気は消えて、本格的に寒さがやってきました。
空もこんな雲に覆われ始めました。

昨日の支え合いボランティア研修会の内容を2回に分けて書きます。

「ちょっとした困りごと支援事業」が始まるまでの経過。
6年ほど前に、市社会福祉協議会の呼びかけで地域の福祉懇談会が行われました。
その後、地域の支え合いのボランティアが必要だという思いは持っていましたが、具体化に向けては何も手つかずの状態でした。
3年前に地区社協の役員と有志で、支え合いのボランティア活動について協議の場を持ち、具体化に向けた動きが始まりました。
2年前に、ボランティアの募集と具体的な活動内容について何回か協議を行いました。
1年前に事業として創設し、具体的な取り組みを開始しました。

1年間の活動実績。
相談が33件。
具体的な支援は26件。
支援の主なものは以下のとおり。
 庭木の剪定 10件
 庭の草取り 6件
 電球交換等 3件
 買い物代行、ドアの修理、電話機の設定など
ごみ出しの支援要請があるのではないかと想定していましたが、これは1件だけでした。
庭木の剪定と言っても、木の形をきれいに整えるというよりは、隣地に伸びてしまった枝の伐採など、特別の技術がなくてもできる範囲の支援です。
高齢になって体力が低下しできなくなることの想定が少し違っていましたが、実際の生活環境などから納得できる相談内容でした。

==つづく==