講演の内容を書きます。
県立大学の鈴木准教授による「『走りながら考える』支え合い活動から 『笑いながらやってみる』支え愛活動へ」と題した講演がありました。
講演では、地区社協の取り組みが、今の社会状況から要請された先進的なものであることを称賛されていました。
従来、家族の中で支え合っていたことが、家族形態の変化などでできなくなっています。それを、地域全体で組織的に支えていく仕組みとして確立してきていることが、先進的なものとして評価されました。組織的に支えていくとは、福祉活動の一つとして、運営に協力できるメンバーがいること、他の関係者と協力できること、目的や運用のルールが地域の中で共有できていることなどの条件が整い運営できていることです。
今後、発展していくために、活動を通じたニーズキャッチとそれを相談支援につなげること、制度の隙間を埋める役割をどこまで広げるか、地域で生じている困りごとを地域ケア会議等で発信していくこと、支援者の支援体制を作ること、さらなる仕組みの開発とコーディネートが求められるとお話しされました。
愛とは相手に関心を持つこと、支え合いはお互いに関心を持って成り立つものであり、笑って終わることができる活動を行っていくことが大切と話を結ばれました。
参加された皆さんからは、活動を進めていく力をもらい大変良かったとの感想が聞かれました。
また、参加者の中から、サロンを作る準備をしている、居場所を作り多くの参加者が来ている、独自に助け合いの組織を作ったなどの報告もありました。
研修会は、明日に向かって取り組みを進める良い機会となりました。
(1)も合わせてお読みください。