まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

障害支援の程度を決めるにはどんな視点が必要か

2019-04-10 17:22:15 | 障害者福祉
朝から雨で、日中の気温が10度に達しない寒い一日です。
ツバメも雨に打たれて寒そう。
我が家の空の巣にも雨宿りのツバメが止まっていました。

先日、障害支援区分認定審査会の委員の委嘱式がありました。
医療系の委員が3分の2、福祉系の委員が3分の1という構成。
5人の委員によって1つの会が構成されますが、中には福祉系の委員が1人だけというところもあります。
いつも感じることですが、障害があることによる支援の程度の判定にはどのような視点が求められるのかということです。

かなり専門的な話になるので、多くのみなさんにとっては関わりのないことかもしれません。
しかし、専門職の目からすると放置できないことなので、いつか機会があったら問題提起するための覚えとして書きとめておきます。

障害支援区分認定審査会は、障害者の状態に応じてどの程度の支援を必要とするのか判定する公的な機関です。
市町村ごとに設置され、障害者に関わる専門家が委員となります。
医療系の委員としては、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士など。
福祉系の委員としては、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などです。

判定は、日々暮らしていくために、障害の状態からどの程度の支援を必要とするのか判断していきます。
そこでは、日常生活を送るための身体機能の判断とともに、日常生活を送るための精神的、知的な面での能力の状態も判断します。
医学的な視点とともに、重要なことは生活するために何を必要とするのかという視点です。
病気の診断や治療が求められるわけではなく、日常生活を送る上での課題を判断することが求められます。
生活を送るための機能と能力を見極める力が求められます。
福祉系専門職の視点は、まさにここにあります。
そのような視点から判定できるよう、審査会の構成は、医療系、福祉系がほぼ同数になるようにしてほしいものです。

機会があったら、市に対して問題提起していきます。

昨日撮影したシャガ。
近くの山道に咲いていました。





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2 コメント

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Unknown (みほ)
2019-04-10 19:00:32
障がい者支援活動という大変なボランティアに心から拍手を送り尊敬いたします。
私はいわゆる重症心身障がい児を30年看護し見送りました。入退院の繰り返し、在宅での呼吸器管理等頑張りましたが現在も頑張っている知人もいます。
こんな親子をなんとか助けてあげてください!
そちらはきっと富士山が一日中眺められる地域でしょうね!!
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支え合いのできる地域社会を (まちとも)
2019-04-11 13:44:13
みほさん コメントありがとうございます。
お子さまの看護にご苦労されたことと思います。
お子さまも、ご家族の愛情に包まれて幸せな時を送ることができたのではないでしょうか。

何かできることがあればお手伝いしたいと思っている方は、身近にもいることと思います。
求めている方と、やりたいと思っている方の出合が難しいところです。
当地では、障害を持った方へ直接支援するだけではなく、ご家族への支援もできる仕組みがあります。できることは限定されますが、公的なサービスではできない隙間を埋めることができればと考えて作りました。
各地にそのような仕組みが作られつつありますので、身近な民生委員や社会福祉協議会などに相談されるといいですね。
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