土砂災害の危険箇所は即公表、法律改正

　古い記事ですが、太田昭宏国土交通相は、多くの犠牲者を出した昨年、8月20日の広島県の土砂災害を受けて、土砂災害防止法を改正することを明らかにしました。同法に基づく調査で分かった災害リスクの高い箇所を、早急に公表できるようにします。しかし、これらを公表すると、住宅価格が下がることが予想されるので難しい問題です。
　広島市は元々、地盤の弱い土地である事はよく知られていて有名です。あまり知られていませんが、東京都内の都心にもこういった地盤の弱い土地は数多くあるそうです。都心は、地下鉄・地下街・配水管・などが埋蔵されており、これに電線の地中下も進むとさらに地盤が弱くなる事が予想されます。最近は、技術進歩により地盤の弱い土地でも工事できるようになりました。しかし、『阪神・淡路大震災』からも知られるように、これまで確認されていなかった断層による地震も多数起こっています。現在の科学では、緊急地震速報はありますが地震の完全な予知はできません。南海トラフ地震・東海地震などの巨大地震も予想されています。定期的に噴火している富士山も、ここ数百年は大きな噴火がないので心配されています。