築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

備えておきました(^^)

2024-02-16 08:41:40 | Weblog
昨日の昼過ぎから一気に風が強くなり「春一番」を観測した東京。
あの強風がどの範囲で吹いていたのかは不明ですが、普通で考えたら
海は大しけになり明日以降は魚が切れるだろうな~と。。

そうなると今日のうち、品物があるうちに仕入れておいたほうが良い??
となり、まだ今日の分くらいの在庫は持っておりましたがここは買っておくのが得策かと?笑

本数的にはそこまで多いわけでもないんですが、今日も茨城波崎の活け縄に
日本海と長崎県の定置網漁が少し。
あとは塩釜の延縄漁が数本だけでした。
セリを見ていると先週よりだいぶ相場は下がりましたが、まぁ今までが異常だったので。。
やっと普通に戻った感じです。

そんな中でも塩釜の浜値が一番高く、今日も見ていると値段入っても浜値より安いようで
「〇〇円まで売れません。。」となりセリ残っておりました。
で人気があるのは昨日に引き続き波崎の活け縄漁のマグロで、昨日ほどの高値は出ておりませんでしたが、
並んだ魚の殆どがセリで売れていた印象。
私も魚見ましたが、波崎と塩釜、そこまで品物に差がないという感じもしますが、
塩釜は身割れが多かったりシミが多かったり。。
その割に値段が高くてセリで値段すら読んで貰えない。。。
値段読んで貰えないと、はじめから出す気も失せるので出さないとセリ残る。。
で後から「さっきの値段でどうですか?」と聞かれても、もう他で買ってしまえば要りません!となり
さらに値段下げないと売れなくなってしまうということも良くあります。
競り人も値段入ったときに、あんまり法外な値段でなければ売ってしまいたいんでしょうが、
浜値が高いとまぁそういうわけにもいきませんからね~
でも魚体も大きい、値段も大きい魚というのは売り時逃すとより、売れなくなりますからね~

俗に言う「損切り」をどこでやるか?なんですけどね。
私らも生物扱っているので、売り時の見切りを間違えると余計損を出してしまう・・・
そんな商売です。
その日の売れ口を魚の持ち具合、翌日の注文まで考慮して、投げる時は投げ売ってしまわないと
エライことになってしまう~~なんてことも(^^;)

そういうとき助けていただけるお得意様って本当に・・・助かります!!





今日はとりあえず明日以降、魚が切れることを考慮して長崎県の定置網漁の天然本マグロを
仕入れ、備えておきました(^^)
春一番の影響・・・出ますかね~???