鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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Standard Tobacco Company of Pennsylvania - John Cotton's Smyrna

2018年08月05日 | パイプタバコ
2018年 8月

前回は こちらの  John Cotton's Numbers 1&2 Medium について 述べたのですが


こちらのタバコですが



今回は
Standard Tobacco Company of Pennsylvania - John Cotton's Smyrna

こちらの方についてのレビューとなります


その前に
前回
ラタキア感の強い順で見ると

① Father Dempsey(FD)
    ⇧
② John Cotton’s 1&2
    ⇧
③ Presbyterian

総合的に見て 私の好みからいうと
 ③ ⇐ ② ⇐ ① という順になるでしょうか。

という風に ランク付けしたものですが その後喫煙を 重ねるうちに印象が
変わりました
それは  ③ ⇐ ① ⇐ ②  このように変更しました。


理由は このタバコ 中盤以降 どうも辛い ボウルが熱くなって行くに連れ
ラタキアの刺激もそうですが オリエントのスパイシーな部分がきつくなるんですね・・・
なので 少し疲れてくるんですね。なので減点 という訳です

原因を考えるに このリボンカットのたばこ よく燃えるんですね
つまり良く乾燥して居ます 振り返るに 同じ Russ Ouellette さんのタバコは
皆良く乾燥して居ます 例えば Blackhouse であるとか
WhiteKnight  Magnum OPUS など 皆同じように少し乾燥気味になります
このような綺麗なリボンカットのタバコでは 乾燥して居る方でしょう。
ダンヒルにしても SG にしても もう少し湿気が強い様です。
もちろん すぐに気持ちよく喫えるのですが そこはリボンカットなので
マクレの様な 同じカットでも 厚みのあるカットではないので
よく燃え かつ直ぐに熱くなるようです

その辺りが原因なのかと思い

① やや硬めに詰める
② 加湿する

これらの方法を試してみると 少し改善されたようです
しかしながら 特にこれといった特徴もないので この評価となりました。

ブロウクンフレイクや クランブルケーキなどと違って リボンの場合はややもすると
品質管理が本来の味を変えてしまうのかもしれません。そう思いました
なので このリボンカットの English type のタバコについては
さらにいろいろまとめた深い考察が必要になるかもしれません。


さて この Smyrna オリエントというか ターキッシュ が前面に出てくる
Balkan タイプのタバコだそうですが
比較の為に 1&2 と両方載せて見ると
こちらが
     
右の方が 1$2


さらに
     
写真を撮った時間と日にちが違うので 単純に比較できませんが
随分と色が違います。
ラタキアの量は同じくらいに見えるのですが
Smyrna の方は 黄色い葉が前面に見えます おそらくこれが ターキッシュだと
1&2 の方は オレンジ色のバージニアが沢山見えます。

この辺りが 大きな違いですね
オリエント葉は オスマントルコ時代のトルコの領土を含むたばこ葉の総称で
今は ギリシャ マケドニア ブルガリアなどを含んだ 海峡の向こう側でとれるのを
オリエントといい トルコの本土というか 海峡の東側でとれるのを ターキッシュ
というそうです。
有名なのでは Samsun とか Izmir とかがありますが
この Smyrna は まさに Izmir のことのようです。
昔の街の名前だそうです マクレは敢えてその名前を使って宣伝効果を狙ったそうです。

収穫量も多くてトルコの全体の 
収穫量の 3/4 を占めているらしく C&D あたりでは オリエントといえばほとんどこれを
つかっているらしいです。
さすがに 今は亡きマクレは 違っていまして この Smyrna も グレードの高い葉を
独自に手に入れてつかっていたようです。
マクレの Smyrna №1 とは 葉っぱも味も違う様です。


この私も マクレのそれは 何缶か喫ったのですが 今はあまり良く覚えていません・・・
ただ かなり独特な香りの世界に引き込まれたのと 葉っぱが小さかったことだけ印象に
残っています。
ラタキアは入っていなかったったので 当時は少し物足りなかったのかと思います。


前口上は この辺にして 本題の味について

開缶して 指でやや硬めに詰めてみました
2回目で奇麗に点火します

着火と同時に 少し鼻につく オリエンタルな香りが立ち上ります
ラタキアの香りも少し ・・・ うん いい香りだな・・・・・・

ラタキアよりも オリエントの香りと味が来ます 独特の香ですねこれは
スパイシーではない が 少しだけ酸味があるようです
柔らかな包み込むような素朴な甘みが来ますね これは オリエントの甘味の様です
同時に グラッシーでアーシーな香りと味が来ます
例えるならば ヨモギの様な香りでしょうか 素朴で 草のようなやんわりとした香です
線香の様な香りまで行かない もっと穏やかな味ですね いいですねこれは・・・。

バージニアの甘味は あまりない感じですが よくよく味わうと やはり後から
少し深い甘味が しつこくない程度について来ます。 充分甘いですね

ラタキアは ちょうど良い感じで バックで響いている程度なので その刺激も
1&2 の時とは まるで違いますね (あっちはラタキアが効きすぎの感アリ)


ああいいですね このたばこ マケドニア辺りの哭きの入った清涼感とは違い
こちらは 実にアーシーで 素朴な嫌みのない甘味の バルカン という感じか!
トルコのデカい高原の 大地を彷彿させる様です・・・。

ここまできて 或るブレンドを思い出します
それは Dunhill の EMP(Early Morning Pipe)
     SG の Skiff Mixture

どちらも 似た感じのオリエントの味なのですが
EMP の方は もっと粗くて
Skiff の方は 更にオリエントが 効いているようにも思えるのですが

もう一度よく比較してみないと記憶が・・・

どちらも好きなブレンドです 特に Skiff はね。



John Cotton の2缶を比較してみて 
English Balkan というくくりを外してみた場合
もう圧倒的に この Smyrna を押します
この私は こちらの方が断然いいですね。 飽きませんねこれは 美味いです。

冒頭の比較で

① Presbyterian
    ⇧
② Father Dempsey(FD)
    ⇧
③ John Cotton’s 1&2

こんな順位をつけたのですが
この Smyrna を入れると

① Presbyterian
① John Cotton’s Smyrna
    ⇧
② Father Dempsey(FD)
    ⇧
③ John Cotton’s 1&2
 
このようになります
① が二つありますが どちらも美味いです オリエントに違いがあるのですが
タイプが違うという事になりますね。


この私は John Cotton なら Smyrna ということですね。
それでは また
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