鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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Mac Baren - HH Latakia Flake

2020年11月04日 | パイプタバコ
2020年 11月

今回は Mac Baren - HH Latakia Flake

この度取り寄せの Mac Baren シリーズの中の 最後の一品となります
このブレンドも HH シリーズとなりますから 素朴な味わいの本格派 ということになるかと思います


  

葉組の方は
Burley, Latakia, Oriental/Turkish, Virginia となっており バーレィが入っているのが意外です


TRDC に書いてある説明を見ると
This is a hot pressed flake tobacco, meaning that during the pressing steam is added to mature the tobacco further and to ensure a mellow smoking experience. A blend of bright Virginias, spicy Orient, a bit of burley, and a fair amount of Cyprus Latakia is the foundation of HH Latakia Flake
この様に書いてあり
重要なのは スチームによる ホットプレス製法となっている点でしょうか
そのせいか 真っ黒できれいな やや湿気のあるフレイクが出てきます



ふたを開けると



かなり真っ黒な色になっていますね
この色からして考えられるのは
ラタキアの含有量が多いということ
ホットプレスにより バージニアらがダークになっているということが考えられます
おそらくは どちらも間違ってはいないような味わいを感じることになります。



ざっくりとした 感想 となります

結論から言いますと このブレンド なかなかうまいと思います
1番ではありませんが Mac Baren の中では 一番好きなラタキアブレンドになるかと思います


ラタキアの含有率は知りませんが ラタキアはすこぶる主張してきますね
それに比べて オリエントはその存在がよくわからないほどに目立ちませんね
バーレィの存在もよくわからないのですが
バージニアの甘さは 地味ですが素朴であり酸味も感じるようです

少し塩味を感じるのですが 強めのジーンと来るラタキアと 酸味と塩味の少しある
ダークバージニアを感じさせるような少シチューのような甘さは
ブライトバージニアのそれではなく 
たとえが悪いのですが 
よく干せたたくあん漬けに燻製を掛ける いぶりがっこを少し砂糖で煮込んだみたいな味
になるかと考えます


このブレンド まず最初に思い浮かべたのは
Samuel Gawith - Balkan Flake になりますが

その理由は 飾り気のない素朴な味わいのラタキアと 
バルカンという割には全く入ってないオリエント
そしてバージニアの良く熟成された甘さが似ています
リボンカットではなく 湿気を含んだ典型的なフレイクの姿もそれを感じさせました


しかし 最初の印象とはすぐに少し違うことがわかります


このブレンドは 湿気が多いようなのですが 火付きは悪くありません
薄いフレイクですがよくもむことをお勧めします
そうした方が 甘みが起ってくるようですし ラタキア満載ながら
深い甘みのすこぶる特徴的なうまさを感じることになります

SG の Balkan Flake と違うところは
① ラタキアが全く違います
 こちらのラタキアはスモーキーでレザリィ そして少し甘い キプロスのラタキアを感じますが
 BF の方は あまりラタキアの典型的な味を感じません

② BF にオリエントは入っていませんが こちらのブレンドには少しだけ酸味とスパイシーさを感じ
 させるオリエント(ターキッシュか)を少しだけ感じます

③ あるいはバーレィにケーシングがしてあるのかもしれませんが こちらのバージニアは
 ホットプレスによるダークな味わいを感じます ダークバージニアのような マイルドで
 ダークフルーツを少し煮込んだような甘さと レッドバージニアのような酸味のある甘さを感じます
 ブライトバージニアとしか書いてありませんが そういった甘さではなくもっと深い味わいです

 その原因はやはりおそらく ホットプレスによるバージニアによるところかもしれませんし
 何かケーシングがしてあるのかもしれません…

 その部分が BF とは違うようです。



そういった違いがありますから このブレンドはやはり 強いラタキアブレンドであり
バルカンではなく English という分類になるかと思います
私は Greg Pease さんのように やはりオリエントが主張するブレンドを バルカンと考えますので
そのように分類します。


もう一つまったくBF と違うところは燃えやすさ という点です
BFにおいては燃えにくくてどうしょうもないくらいだったのですが
こちらのブレンドは 手で挟んで揉むと パラパラと粉々になってしまいます
炭化した葉っぱのように粉々になりますから ほぐすと簡単に詰められますし
火付きも簡単でしかもじっくりと燃えてくれます
ですから 簡単にクールスモーキングが出来るのですが
典型的なラタキアの香りに乗った しっくりとした酸味の効いた甘みの美味しい喫煙を楽しめます

ただし ラタキアが少しきつく主張するところがニコチンは強くはないのだけれど
このタバコを強いタバコのように感じてしまうようですね

C&D の Pirate Kake にしても ラタキアの含有率は75% なのですが
このブレンドに比べると ラタキア感はもっとマイルドに感じます
そこが このブレンドのストロングな部分であり all day smoke にはなれない部分かと思います


しかし ビビッドなラタキアと 細めながら深い甘みを感じるこのブレンド
あまり他に似たブレ似たブレンドもありませんので 特殊な存在になるかと思いますね
ラタキアは少し強いですが 味はすこぶる良いと思います
リッチでストロングでコクのあるブレンドでしょうか
Mac Baren の中では一番のラタキアブレンドかと思います


そんな感想となります
それでは また
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