鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Warped - Kings Stride

2020年02月01日 | パイプタバコ
2020年 2月

今回は 新商品の Warped - Kings Stride

新しいブランド ということですが すでに3ブレンド発売されています
このブレンドと Cloud Hopper というブレンドが この度同時発売されたようですが
それ以前にも 違うブレンドが発売済みなのですが すぐに品切れを起こしていますね。

以前より キューバのシガーを扱う ブティックを立ち上げられた Kyle Gellis さんが
このたび C&D の主任ブレンダーである Jeremy Reeves さんとコラボして
これらのブレンドを作って このワープト というブランドを立ち上げたようです。

当然の事ながら そのブレンドには シガーリーフが使われており その味わいは大いに気になるところとなります。
何処のシガーリーフなのかは 記載がありませんが ドミニカンあたりを考えるのが自然かとは
思うところになります。

かつて マクレなどでもシガーリーフを使ったブレンドがあったようですし C&D における
ハバナデイドリーム その他の シガーリーフ入りブレンドも見られます。

この私においては GLP のキーラーゴにそのイメージを また HU-タバコの Nayala
においては ハバナ ブラジルのシガーリーフを使ったブレンドを経験していますが
一般的に シガーリーフがめだてば目立つほど その他のバージニアであるとか一般的パイプタバコとのバランスにおいて ブレンドとしての難しさを感じる所であり そのあたりに違和感を
少し覚える所となります・・・。

なので シガーリーフに特化したこのブレンドが どのような味わいを見せてくれるのか
とても気になったものであります。



難しい言葉が並んでいますが
リッチで 静かで エレガントな このブレンド(そう書いてあるようです)
王様の 大股歩行?(Kings Stride) という名前なのですが

どうもこのネーミングは Kyle Gellis さんの店においてある高級ワインの名前から
採っているようです。
それならば 何となく納得しますね。


さて開缶すると
 


どこかで嗅いだことのあるような 何とも形容しがたい匂いとともに
柔らかく湿気を含んだ 





イエローブラウンの クランブルケーキが出て来ます


柔らかくさらに湿気も強めに感じますが

簡単いボロボロとほぐれて来ます
このままでも 少し乾燥させても火付きは悪くありません



さて開缶した時 あるいはケーキをほぐしている時
何ともえげつない匂いがしてくるのですが
このニオイ 以前に嗅いだことがあります
それは C&D の Chenet's Cake にも感じた
あのくっさい匂いになります

製法的に同じなのか あるいは原料的に同じなのか わからないのですが
ペリク由来の 独特の発酵させたニオイ と言えそうです。

なので そちらと同じ味わいなのかな・・・と思うのですが
どうもそうではなく
ペリクの味わい としても ブレンド自体の味わいは
Captain Earle's - Honor Blend
こちらのブレンドによく似ていると思いましたね。


感想 として

点火と同時に 強いルイジアナペリクによる 酸味と酸っぱさに包まれた
程よいバージニアによる 本格的 VaPer の味わいがやって来ます
最初の匂いとは別物の 素晴らしいペリクとバージニアの競演が楽しめるのところは
まさしく キャプテンの Honor Blend と同じ味わいに感じます


しかし すぐに別の味わいもやって来ます
それが 5年熟成させたバーレィ (マラウィか・・・?)による チョコレータリィな
ちょっとコクのあるカカオチックな甘さとその後から押し寄せてくる
シガーリーフの味わいとなります・・・。

このシガーのテイストが 秀逸でしょうか。
はっきりと シガーのテイストと独特の甘さを感じるものの 決して強すぎず
バージニアのテイストをぶち壊すことなく 絶妙なバランスの元に
その独特の味わいを醸し出します・・・
この味わいは 比類がありませんね 比較する者が思い浮かばないのですが
やはり一つだけ Honor Blend を思い浮かべ 似ていると思うわけです。

しかし 後者のブレンドには シガーリーフは入っておらず おそらく ターキッシュによる
シガーライクな味わいになります。
なので その強さはもっとマイルドであり VaPer が主体な シガーの味わいのブレンド
ということになりなす。
比較してみると Honor の方が喫いやすいし 美味いのかな・・・と思ったりもしますが
それは あくまで従来のパイプタバコ という観点からになります。

当ブレンドは もっと違ってきます
もっとシガーのテイストが前面に出て来ますし バーレィもその存在を主張します
しかるに ペリクの独特のあの酸っぱさも バージニアの甘さも消えることなくその
存在をアピールしてきます。
つまり 独特のバランスの元にこのブレンドは存在しているし そこがこのブレンドの売り
と言う事になりますね。
類を見ない味わいの 美味いブレンドだと思います
シガーのテイストが出過ぎることなく ペリクもバージニアも楽しめるブレンドであると思います

その事を可能にさせたのは シガーリーフ あるいは バーレィを キャベンディッシュ
しているということだと思われます 圧縮してスチームをかけ 
味にまろみを与えているのだと思います
だから シガーリーフに まろみが出て刺がないのだと思うのであります

なので ペリクとバージニア シガーリーフと バーレィ すべてのコンポーネントの
いいとこどりを可能にしているのかな・・・と思いました。

味わいはとてもリッチ  ですね
味わいは とても複雑ですが穏やかです

出過ぎることのない 上品な味わいになりますが
シガーリーフと 上質のペリクが いまだかつて味わったことのない 新しい味の世界の扉を開いてくれますね
美味いです このブレンドは

ただし 琵琶湖の鮒ずしのように あるいは わいて酸っぱくなった漬物のようなペリクは
かなり特徴的なので 好きで無い方もおられるかもしれませんし
シガーのテイストも やはり相当特徴的ですから好みが別れるところになります。

一般的ではありませんが 私はこのペリクと シガーテイストに 面白さとうまさを感じました
とても面白いブレンドだた思います


それでは また
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