キメハラなあ。国民的人気爆裂漫画「鬼滅の刃」に絡む嫌がらせをそう呼ぶらしい。面白いから読めと激推しされた上、読んでいないとマウント取られたり仲間外れにされたりするそうである。やってる事が小学生レベルであるが、逆に言えば人間関係の大半はその時期に対処法を体験すると云う事でもある。そう云う意味ではネット授業だけでは学びとして不十分であり、共同生活の場の立て直しが急務なのだが、話の本筋はそちらではない。「麺類をズルズル啜る音で精神的苦痛を受けた」と云うヌーハラもそうだが、自分が不愉快な事象に対し「ハラ」をくっ付けて問題視しようとする傾向は、何とかならないか。それが流行る事でセクハラやパワハラの様な重大事案が、軽く見られる事を懸念している。何にでもハラを付ける風潮に精神的苦痛を受けたので、それを「ハラハラ」と名付けたい。こう云う小学生レベルの言い分で、ハラスメントを希釈化させてはならないのである。