どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2904

2020-12-19 18:48:29 | 時間の無駄
21世紀のこの国には保守も革新もない。居るのはクレーマーと、被クレーマーである。何とも消化の悪い単語であるが、他に良い表現が見つからなかった。略して被クレ君は、概して有能である。保守派と云われているが人権問題の一部に関しては、下手なリベラルよりも革新的だったりする。左右清濁併せて唯々諾々と呑み込んでしまう被クレ君が相手では、政策面で対立軸を見出す事は難しい。その点はクレーマーに同情するしかないが、昨今の言動には異論を差し挟みたい。行政が強権を発動せずお願いベースで事を進めているのは、私権の干犯を避けるが故である。仮令ヨノナカにアホが溢れていたとしても(精々全人口の2割程度である)、その権利侵害を国家権力に求めてはならない。自分がルールを守っているのにアイツらだけズルい、だから叱って(自らが手を汚したくない)と云う気持ちは分かるが、じっと耐えている被クレ君の胸の内も酌んであげて欲しいのである。