ご命令通り、病床は100%確保しました。でも運用出来るのは70%ぐらいです。絶対にこの国は戦争をしてはならないなと改めて思う。平時ならば員数主義でも良しとされるのだろうが、今はキッチリした数字を上げて「足りません」と言うべき時だろう。尤も、そう言える環境だったら患者の受け入れがほぼ不可能な状況を「逼迫」とは表現しないのかも知れない。これから我々に出来る事は限られているが、医療機関の手を煩わせる事だけは全力で回避する年末年始でありたいと願っている。家に籠るのが最善手にも思えるが、それでも16トントラックが突っ込んでくる可能性はゼロではない。普段の社会活動で陽性者と濃厚接触する確率の方が、少し高い程度だろう。目先の悪い数字に怯えず惑わされず、そして侮らず誤魔化さずに淡々と出来る事をやるしかあるまい。風邪程度の症状なら根性と気合と養命酒で乗り切れと言いたい所ではあるが、それも員数主義的には違いないのである。