美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

ロシアの侵攻で犬たちは

2025年02月16日 07時21分57秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ウクライナの頭越しに何を決めようというのか、島岡美延です。ウクライナのバレエダンサーたちは空襲警報の中、舞台で踊るなど、戦時下を生き延びる日々。ロシアの侵攻からまもなく3年。

2022年、侵攻開始から約1か月後のウクライナに入国。映画『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと(21日公開)』をご紹介します。これまで犬や猫の命をテーマに福島や能登など被災地への取材を重ねてきたドキュメンタリー映像作家、山田あかね監督。今は猟師としても命に向き合う東出昌大のナレーション。

戦場で生きる犬たち、その命を救うため世界中から駆けつけた人々。車で移動中もがれきの中から犬の声が聞こえたら、救い出す――。戦争に翻弄される人たちが様々な立場から語る平和への願い。そしてキーウ近郊で起きた犬を巡る衝撃的な事件について真相を調べ始める山田監督たち。動物を救う活動をする元軍人はPTSDに苦しんだ時、犬の力に助けられたと語る。

破壊された町、奪われる命。あの侵攻さえなければ。

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歩くことで体幹までトレーニング

2025年02月15日 07時34分47秒 | 姿勢&見た目

「義理チョコじまい」という言葉を初めて見た昨日、島岡美延です。料金値上げもあり「年賀状じまい」が一気に進んだ今年。チョコレート高騰で義理で配るのはもうやめよう、となるのも納得。ただ昨日はレッスンの際、仲間にチョコレートを配る人がいて、それは楽しいと思ったり。

立春過ぎてからの寒波が厳しいですが、今月の姿勢テーマ『歩くこと、歩く時間を増やしてみよう』を実践していますか? 歩くことをトレーニング時間と思って有効活用すれば、寒さも心地よく思えます。

某サプリのCMでも「歩く速さが大切」と。サッと風を切るように歩くのと、スマホ歩きのようなトボトボ――。自分にとっての「いつもより少し速く」を実践しましょう。

さらにトレーニング要素を加えるなら、お腹を引っ込めるドローイングをしながら。床に寝て行う腹筋トレーニングをやる時間はなかなかないという人でも毎日の歩行時間でドローイングしてみれば、立派な体幹トレーニングに。同じ「歩く時間」でも大きな差になります。 

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記憶に翻弄されつつ、未来へ

2025年02月14日 07時44分36秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

バレンタインデー、用意したチョコは誰に、島岡美延です。「自分用」が珍しくなくなった昨今。それにしてもチョコレート、高くなりました。

チョコレートの記憶は色々あるだろうけど、人は記憶を書き換えたり、無くしたりして生きていくのかも。映画『あの歌を憶えている(21日公開)』をご紹介します。名優の共演が複雑で美しい想いを引き出してくれるはず。

ソーシャルワーカーとして働き、13歳の娘とNY・ブルックリンで暮らすシルヴィア(ジェシカ・チャステイン)は高校の同窓会である男と出会う。それは若年性認知症による記憶障害を抱えたソール(ピーター・サースガード)だった。家族に頼まれ、ソールの日常の面倒をみるようになったシルヴィアは、優しい人柄と抗えない運命にある哀しみに触れて、次第に彼に惹かれていく。しかし、彼女もまた、過去の記憶からある傷を秘めていた――。

傷つきたくない、でも一歩、踏み出してみれば・・・。人生はまだまだ続くのです。

 

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中原中也と小林秀雄と女優

2025年02月13日 07時44分53秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

150年前の今日、「平民苗字必称義務令」公布、島岡美延です。誰もが苗字を持ち、結婚した女性の苗字はそのままに。明治民法で妻は夫の姓に、今はどちらかの姓に――。「伝統的な家族観が損なわれる」との主張が、止まらない超少子化につながっているのでは。

こちらは大正時代に出会ってしまった男二人と女一人。映画『ゆきてかへらぬ(21日公開)』をご紹介します。『セーラー服と機関銃』などの85歳の脚本家・田中陽造の幻の脚本を16年ぶりの新作として撮ったのは根岸吉太郎監督。

まだ芽の出ない二十歳の女優・長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の学生だった中原中也(木戸大聖)と京都で出会い、同棲を始める。東京に引っ越した二人の家を評論家・小林秀雄(岡田将生)が訪ねる。小林は中也の詩人としての才能を誰より知っており、二人の仲の良さを複雑な気持ちで見ていた泰子だったが、次第に小林に惹かれていく。そして二人の男に愛されることになった泰子は・・・。

天才たちの青春、リアルに。

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真夜中のタクシー、二人芝居

2025年02月12日 07時41分34秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

各地で地面陥没のニュース続出、島岡美延です。あらためて、どこで起きてもおかしくない事態と認識。大きな事故が起きる前に、点検と対策を。

タクシーに乗ったら、あなたは運転手と話す? 話さない? 映画『ドライブ・イン・マンハッタン(14日公開)』をご紹介します。多くの人にとって「その時だけ」の出会い、放っておいてほしい、聞いてほしい、どちらもあり。

夜のニューヨーク。ジョン・F・ケネディ空港から一人の女性(ダコタ・ジョンソン)がタクシーに乗り込む。運転手(ショーン・ペン)はジョークで車内を和ませ、二人の会話ははずむ。運転手は2度の結婚、プログラマーのキャリアを築いた女性は、恋人が既婚者だと運転手に見抜かれる。互いの本音のトークは、他愛のない内容から予想もしない方向へ。彼女は誰にも言えなかった秘密を告白し始めて――。

ワンシチュエーション、100分のドライブ。タクシーの中という限られた空間、芸達者の二人が魅せる大人の会話劇。

 

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イランの監督が命懸けで撮った

2025年02月11日 07時50分09秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

負ける、譲るが大嫌いな米大統領、島岡美延です。すり寄るのか、そうじゃないのか、建国記念の日に考えたい。

こちらは「逆らわない」ことでしか自分を守れない哀しさ。映画『聖なるイチジクの種(14日公開)』をご紹介します。自作で母国イランを批判し複数の有罪判決を受けたモハマド・ラスロフ監督。本作を世界に問うため脱出、28日間かけてカンヌへ、第77回カンヌ国際映画祭で大喝采。2022年、女性の不審死をきっかけに起きた抗議行動を背景に実際の映像も交えて描いた衝撃の167分、目が離せません。

テヘランで妻と二人の娘と暮らすイマン。念願の予審判事に昇進するも、反政府デモ逮捕者に不当な判決を下す日々。報復の危険から護身用の銃が支給されるが、家でその銃が消える。本人の不始末か、家族の誰かが隠したのか。疑心暗鬼になる家族、事態は思わぬ方向へ。

母と娘たちで「女性の権利」への感覚に隔たり。イランはどこへ向かう?

 

 

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クマがそばの実を食べているのは

2025年02月10日 07時33分30秒 | 日記、その他

スキージャンプで52歳の葛西紀明選手の2週連続優勝、島岡美延です。カーリングは五輪代表候補が絞られ、野球、サッカーは開幕目前。

アスリートには「シーズンとオフ」があるけど、この動物のリズムは? 図書館で目についた永幡嘉之著『クマはなぜ人里に出てきたのか』(旬報社)。自然写真家による秋田や山形のツキノワグマの生態観察。

最初に、「アーバンベア」というメディアが恐怖をあおるように使い始めた呼び名への警鐘。クマは昔から人里に出てくることはあり、町に住むようになったわけではない。2023年はブナ、コナラ、ミズナラの3種同時大凶作でクリを食べるようになり、その後、畑に出てきた。減反政策によって豆類、ソバが作られるようになり、それを食べるクマ。

母親グマが駆除され、はぐれた仔グマが里で人間と遭遇、という事態が多いそう(山にいるオスグマを母仔は避けるため)。けして「クマが冬眠に入らない」のではない――。報道もクマと人間を対立構造にしてしまっているのかも。

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ベジャールの世界、くるみ割り人形

2025年02月09日 07時29分00秒 | バレエ

日米関係の新たな黄金時代ってどんなものなのか、島岡美延です。

昨日、金色に輝いていたのは、天使や妖精たち。東京文化会館で東京バレエ団『ベジャールのくるみ割り人形』を観てきました。見慣れた『くるみ割り人形』とは全く別の物語だけど、チャイコフスキーの音楽はこの振付のためにあったと思うほど、楽しい衝撃に満ち溢れた舞台。

クリスマスの夜。少年ビムの前に死んだはずのママがプレゼントを持って現れる――。重要な役であるビムの親友、猫のフェリックスをしなやかで楽しげに踊った宮川新大。実はゲストダンサーの怪我により、三日間の全公演で演じることになった彼の頑張りに拍手。通常ならクララとくるみ割り王子のパドドゥが、母(榊優美枝)とビム(池本祥真)の踊りになり、まさに巨匠モーリス・ベジャールの自伝的ファンタジーを体現。

巨大なヴィーナス像の胎内、特別出演のジル・ロマンが魅せ、花のワルツはタキシードの男性たち。もう今から再演が待ち遠しい!

 

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コメントに操作される社会

2025年02月08日 07時22分55秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

外国発などの通信を国が収集、監視へ、島岡美延です。政府は能動的サイバー防御を導入する法案を閣議決定。個人も「知らない人から」の誘いに無防備すぎ、詐欺の被害は拡大の一途。

SNS疲れ、感じていませんか? それでもやっぱり、見て、コメントしてしまう? 映画『コメント部隊(14日公開)』をご紹介します。韓国映画のこのスリル感、最後まで観た時、SNSと無縁でいられない社会に何を思いますか。

実力はあるが見栄っ張りな社会部記者イム・サンジン(ソン・ソック)は、大企業マンジョンの不正に関する特ダネを記事にする。だがそれが誤報であることが判明し、大炎上。停職処分を受けた彼に、謎の情報提供者から連絡が入る。会ってみたその人物は「自分はネット世論を操るコメント部隊〈チームアレブ〉のメンバーだ」という。報酬さえ支払えば、真実を嘘に、嘘を真実にすることができると――。

裏を取る、のが新聞記者の仕事。果たして、どこまでが真実でどこからが嘘か。見抜くことはできますか?

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レコードジャケットはアートだった

2025年02月07日 07時34分49秒 | 姿勢&見た目

「国は上告せず」だけでなく、森友文書の意味ある公開を、島岡美延です。赤木雅子さんは以前から首相とやりとりをしていたそう。今でも本気で寄り添う気があるかどうか。

黒塗りの公開文書ほど美しくないものはない。音楽におけるデザインがアートだった時代の記憶――。映画『ヒプノシス レコードジャケットの美学(7日公開)』をご紹介します。

1968年、ストーム・トーガソンとオーブリー・パウエルが共同で設立したイギリスのデザイン・アート集団「HIPGNOSIS ヒプノシス」は、ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会い、ジャケットやツアーポスターの制作を開始。その後、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーなど数々のアーティストのデザインを手掛ける。斬新、奇抜、その独創的なデザインは、宣伝用パッケージだったアルバム・ジャケットを芸術の域に――。

インタビュー、貴重な写真・映像によるドキュメンタリー。ジャケットでレコードを買ったこと、ありましたよね?

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