もし「米軍基地」が日本からいなくなったら。
かって友人たちに「もし中国が攻めてきたらどうするか?」という質問をしたことがあった。 異口同音に出てきた答えは「アメリカに守ってもらう」であった。 おそらく今の日本人の大部分も...
「負けるが勝ち」と達観できるか?
何をするにも負けるよりは勝った方が良い。 しかし、柔道では、最初に覚える段階で、投げられそうになった時、無理して踏ん張るのではなく、素直に投げられた方が良いと教わる。 柔道より...
空気ほど怖いものはないーー誰も責任をとらない日本
先の大戦(太平洋戦争)への道は「空気」が決めた。 イギリスの歴史学者テイラーが書いた「戦争指導者」という本の中で、日本についてだけは「戦争指導者不明」となっている。 実際は東京...
紙幣をすり続けて経済を立て直した国は、歴史上一つもない。
物価上昇が続いて3年近くになるが、政府はいまだに「デフレ」だという認識だ。 庶民感覚から完全にずれているとしか言いようがない。 根本的な対応策は通貨価値を上げて「行き過ぎた円安...
自民と立憲の大連立はあるのか?
このところの石破発言で「自民と立憲の大連立」の話が沸き上がってきた。 「火のないところに煙は立たない」というからあながちガセネタでもあるまい。 自民党が国民民主か維新の会を抱き...
どこへ行った「痛みを伴う改革」ーー総じて脆弱になった
「痛みを伴う改革」というのが声高に論じられたのは、小泉・竹中路線がもてはやされた2001年ころ。 経済の自由化や規制緩和が唱えられ、具体的には「郵政改革」や「労働規制の緩和」が行...
時には沈黙が金の時もあるーーー箱根駅伝などを見て
正月のテレビ番組は芸能人の下手なお笑い番組が多くて閉口する。 まだラグビーや箱根駅伝を見ていた方が面白い。 面白いというよりは若者の真剣さが伝わってくるのだ。 「言葉が役に立...
無理をするな日本製鉄、東芝の二の舞になる。
日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収案件が暗礁に乗り上げている。 141億ドルの巨額資金を投じるようだが、バイデン大統領が買収禁止命令を出した。 民間取引に大統領が口を出す...
就任前から始まったトランプの「恫喝外交」
同盟国の次期大統領を悪く言うのは気が引けるが、やはり度を越している。 デンマークとパナマ両政府にグリーンランドの売却やパナマ運河の返還を迫り、軍事力行使の可能性もにおわせた。 ...
「出羽守」も時には必要だーー日本再生のためには
「出羽守」というのは、江戸時代の役職名で出羽地方(現在の山形県と秋田県)を治める役人を指した。 転じて、海外の文化や制度を過度に称賛し、「ヨーロッパでは」とか「アメリカでは」こん...