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厚生労働省はパワーハラスメントの類型等をまとめました。

2012-02-09 | 2.心の健康情報
厚生労働省はパワーハラスメントの類型等をまとめました。セクハラについては、定義や防止策がかなりまとまってきましたが、パワーハラスメントについては、まだまだでしょう。詳細
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性(※)を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。※上司から部下に行われるものだけでなく、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して様々な優位性を背景に行われるものも含まれる。今回の定義を元に、各企業が具体策を講じることが望まれます。
◎職場のパワーハラスメントの行為類型
職場のパワーハラスメントの行為類型を以下のとおり挙げた(ただし、職場のパワーハラスメントのすべてを網羅するものではないことに留意する必要がある)
類型 具体的行為
(1)身体的な攻撃(暴行・傷害)
(2)精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
(3)人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
(4)過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
(5)過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
(6)個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
◎労使の取組
この問題を予防・解決するための労使の取組については、まず、企業として職場のパワーハラスメントはなくすべきという方針を明確に打ち出すべきである。対策に取り組んでいる企業・労働組合の主な取組の例と、取り組む際の留意点は以下のとおり。
◎予防するために
 ○トップのメッセージ
 ○ルールを決める
 ○実態を把握する
 ○教育する
 ○周知する
◎解決するために
 ○相談や解決の場を設置する
 ○再発を防止する
◎行政は、
・問題の現状や課題、取組例などについて周知啓発を行うべき。
・併せて、この問題についての実態を把握し、明らかにするべき。
(k/k)


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