人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

回想

2009-02-24 | 人工股関節
   
この時期になると思い出すことがある。
おりしも社協・市主催の「障害者チャレンジアートフェスティバル」が開催されている。
会場は市立図書館隣接の美術館。
各施設の利用者さん、障害者の渾身の作品が多数展示されている。
私の会も手が不自由な方がパソコンで書いた絵を数点、編み物作品も出展した。

その一角に小さなコーヒー喫茶がある。
そのテーブル席に座って、4年前のある光景を思い出した。

股関節の診察を受けて医者から手術を勧められ、絶望感と諦めの境地でトボトボ歩いていると、この喫茶店の中から出てきた男性に声をかけられたのだ。
なんと知人がコーヒーを飲んでいて、前方に私の姿を見つけて声をかけたのだった。やはり今回と同様チャレンジアートが開催されていた。
その当時の日記、マイホームページ「リハビリ日記」3月3日付に記している。

私は今日その喫茶店にいて、私が歩いてきた前方の石畳に目をやった。
おいしいコーヒーを飲みながら、当時の自分、そして現在のもう1人の自分の姿を想い描いてみる。
その時の自分の姿がどれほど沈んでいたか?
きっと肩を落として歩いていたのだろう。
当時はあまり情報もなかったし、今のようにブログやネットで同病の方々と交流も持ってはいなかった。

そして今の自分の姿は?
今もう片方の股関節に問題をかかえている。
そして先日主治医とある相談をしてきた。
そろそろ決断の時期か。
でも、今の気持ちは決して暗くはない。
よりいい状態にするために、よりいい意味で前に進むための決断か。

展示会マフラーの作品にいたずらして書いた「美人画」をかけてみた。
このような派手なお化粧をしてみたいものだな~。
おしゃれっ気のない自分のひそかな願望です。


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