日本の大相撲がモンゴル相撲になってから、すっかり興味をなくしていた。
相撲から伝統をなくしたら、それは単に格闘技。
格闘技だったらプロボクシングもプロレスリングもある。
そんな普通の格闘技と相撲が違うのは伝統、そして神事。
それが相撲の魅力だ。
だから訳の分かる伝統なら改善すべきことがあったら大いに改善しよう。
でも訳の分からぬ伝統なら、まずはそれを守ろう。
何もあえてそんな伝統を破ることもない。
土俵に女性が上がることを禁ずる。
なんで?
もちろん今では、そんなこと訳が分からぬ、うまく説明できるわけはない。
でもだからこそ、それを守ろう。
今、女性天皇の是非について話題になっている。
今まで天皇は男系で続いてきた、それが女性天皇でなく女系天皇になったら、
今までの伝統が断絶する。
なんで1500年、あるいはそれ以上も続いた伝統を、今やめる必要がある?
もちろん過去にも男系の女性天皇は何人かいる。
でもそれはあくまで代理であって、すぐに男系の男性の天皇に引き継がれて、万世一系は守られてきた。
天皇制は世界唯一、万世一系だからこそ価値がある。
訳が分からぬこそ価値がある。
訳が分からぬこそ価値がある。
それがなくなったとき、別の王朝になる。
それでもいいじゃない?
と思う人もいるかもしれないけど、別の王朝になったとき、
日本は他の国とは違う、という誇りをなくしてしまう。
そんじょそこらの普通の王朝になってしまう。
いえいえこんな話じゃない、相撲の話だった。
すっかり興味をなくしていた相撲が、近頃面白い。
それは炎鵬の活躍。
かって舞の海という小兵力士がいた。
舞の海はまるで牛若丸のように弁慶を退治した。
猫騙しをしたり、相手を跳び箱のように飛び越えて後ろに回ったり・・・
今度はどんな奇手を使うのか、とっても面白くとってもはらはらして見た。
炎鵬はそれとは違って、真正面から相撲を取り、時には大きな投げ技を使う。
相手はやりにくいだろうな。
両横綱を破り出足好調の遠藤が炎鵬に負けてから、その精神的なショックからか、すっかりがたがたになり連敗を続けている。
まあ見てる分には炎鵬が勝ったらうれしい!でも負けてもしゃあないか・・・と思う。
でも対戦相手は・・・う~~~ん、あとに残るだろうな。
日本の格闘技の特徴は体重に関係なく体の大小に関係なく戦う。
そしてほとんどの場合、同じ練習をして同じような素質のある人どうしの対戦だったら大きい方が勝つ。
でもたまに小さい方が勝つこともある、それがとっても面白い。