6/18 No5 国歌斉唱のときに立つ、立たない
君が代を斉唱するときに立つか立たないか、憲法がどうのこうのと言っているが、
国歌を斉唱するときにこういう問題が起こることがわからない。
確かに「君が代」は合衆国やフランスの国家にあるような
華やかさというか、歌い終わったときに「やるぞ」ってな気分にはさせないよう。
昔「この歌好き」とラ・マルセイエーズを聞いたとき言ったら、
友人(フランス人)が「外国人は皆、ラ・マルセイエーズが好きよ」と答えた。
ただドイツ人の友達だけが、ラジオをあわてて消した。
当時フランスでは夜中の12時に国歌が流れた。
フランスの国家は革命に参加していた一人があっと言う間に作って
大衆に即座に受け入れられたのだそう。
確かに上がどこかに注文して作らせ民衆に押し付けたのとだいぶ背景が異なる。
でも国歌が天皇のためのものとか、国歌斉唱時に立つかどうかという問題でなく
自分の国に対する愛情の問題だと思うのだ。
もし、中国かどこかが日本を占領して、日本国歌を歌うのを禁止し、日本語も取り上げられ
他国語を強制的に母国語のように覚えさせられたら、
今の教員のみなさん、あなた方はどう感じますか?
戦後アメリカにこれに近い思いをさせられているけど、
日本はそれほど強烈な虐げられ方を外国からさせられていないと思う。
中国や台湾、韓国の方の中には日本語に堪能な方がたくさんおられる。
彼らがどういう風に日本語を覚えたか?
皆さんはご存じでしょう?
規律を強いられるかどうかの問題ではない。
自分の国に対する敬意、自分の日本人としての誇りの問題なのだ。
「そんなもの」と本気で思う人は、放射能汚染で渡航禁止になる前に
どこでも他の国に行ってみたらいい。
自分の国という場所も決まっていない民族もいるのだ。
パリでは自分の国を逃げてきた人たちがいた。
国を出られるのはラッキーなんだそうだ。
帰国できる安心感があるから一時的な外国生活は楽しめることもある。
ベトナムの女性でフランスに帰化するのが楽にできた人。
ベトナムの国籍は捨てたくないと言った。
イタリア人でイタリア出身というのが嫌いな人がいた。
隣国なのにと当時は思った。
彼は今イタリアに帰ったら子供が外国人になってしまうと言った。
自分の国があるのは幸せなことだ。
国歌は国の象徴でもあるのだ。
甘えるなよ、この文句言っている人たち!
こういうのを耳にするたびにカッカとしてしまう。