診療明細書

6/19 No5 診療明細書

この春から診療明細書がつくようになった。
医者のレシートを見ると、数字が入っているが何を意味するのか不明なものが多かった。


この明細書はもう少し詳しいが一項目ごとの説明がない。

レストランなんかの請求書だとチェックのしようもあるが、
医者には「これは何？」といちいち聞きにくい。

特に注意をひくのは医学管理等の項目。
血圧を測定したりなどだそうだが、何もしない時もついている。

保険があるから患者から取らなくても、保険のほうに請求するトリックがある。

診療明細書の裏面には、すべての項目の説明を記述しておいてほしい。

ドリアン

6/19 No4 ドリアン

何年ぶりかでドリアンを食べた。　もちろん、冷凍。
帰国しからも何回か冷凍のドリアンを食べた。
ドリアンにあこがれていた母に食べさせたかったからだ。

母は子供のころ、国語の教科書で
「春の淡雪のような」というドリアンの味の表現がすごく気にいり
私にも幾度となくその話をした。

先週、「世界の街道を行く」でマレーシアのドリアンを見た。
ドリアンってマレーシアだった？

パリの中華街で冷凍のドリアンをよく買ったものだ。
季節にはフレッシュなドリアンも食べたが、冷凍のほうがよく熟していて私には
より好みだった。
産地を聞いたことがあったが思い出せない。
あの辺にはきっとドリアンを産する国がいくつもあるのだろう。

久しぶりのドリアンは繊維が少し多く、
あの独特な香りも淡く、味も少し水っぽかった。

現地（どこだったか？）の高級ホテルではドリアンは持ち込み禁止だそうだ。

ドリアンの種はアボカドほどではないが大きい。
友人でアボカドの種を鉢に植え観賞用で楽しんでいたが、
この種植えてみようかな？

天国への道 第二話

6/19 No３ 天国への道　第二話

ゲーテは寝る前におかあさんからお話をしてもらったそう。
ゲーテは聞いた話に疑問を生じたとき、おかあさんに質問した。
おかあさんと言う人は「それでは考えてみましょう」と言い、
次に夜、ストリーのきまっている童話のストリーを変えて
彼女バージョンで話してくれたという。

第一話では華子としたがケイコという名前に変えることにした。
ここからはケイコという名前にする。

それでは第二話。

ケイコは以前住んだ松沢荘のことを考えていた。
グレーのコンクリの塊みたいアパートだったが、
ケイコはだだっ広いそこの部屋が好きだった。

各階に２部屋があり、前の住人はケイコが移ってきてほどなく入れ違いのように
出て行った。２０年居たと言っていた。

引っ越しの前に掃除に来た。
掃除が終わって外に出た時、一台の車が止まっており
中から老人とその妻と思われる二人連れがケイコのほうを車から身を乗り出してみていた。
ケイコの知らない人たちだった。
ケイコが二人を見返すとあわただしく車を発車させた。

それから数か月経って、駅に行く道の途中でその老人にそっくりな人が
一軒の家の前にいた。　中瀬と表札にあった。

中瀬？　親戚かしら？

ラ・マリッザ

6/19 No２ ラ・マリッザ


ふとシルビーバルタンを思い出した。
昔、確かレナウンのＣＭで出ていた。

金髪でフランス語で歌い、フランス人だとばかり思っていた。
可愛かったよね。

でも、彼女もフランスへ逃げてきた一人だった。

「ラ・マリッザ」というのは彼女の歌で
ルーマニアかどこか忘れたが彼女の母国の川の名前だ。

セーヌ川があなたの川であるように
マリッザ川は私の川と歌っている。

私は幼くて意味がわからなかった
・・・・・・
自由を求めて多くの人と渡ってきた
・・・・・・

今ではそれを理解するのはおとうさんしかいない
・・・・・・・

フランスは政治逃亡者を受け入れているから彼女のような移民者が多い。

フランスに感謝しつつも、母国は母国なのだ。

Black & White

6/19 No1 Black & White

森、湖があって
　　　　　朝霧が流れている