ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ドイツ紀行(10)

2005-09-07 23:42:08 | 旅行
米をクリームであえたものと聞いて、わたしはまっさきにイギリスのライスプディングを思い浮かべてしまった。スペインにもアロス・コン・レチェというものがあるが、甘い米というのがわたしには許せない。神聖なるご飯をデザートに降格させてしまうというのは、ご飯に対する冒涜である。ヨーロッパ人にしてみると、米というのは野菜の1つなのだろう。冷たいご飯(ご飯と考えてはいけないのだろうが)をサラダに入れたライスサラダなんかもあるが、これも許せない。

で、スージーがSahnereisを注文すると言ったときには、ちょっと抵抗を示してしまった。が、伝統ということばに弱いわたしはとりあえず試してみることにした。ライスプディングにはカスタードが使われているが、これはその代わりに生クリームが使われていて、甘さ控えめ。生クリームもふんわりとして、あっさりしている。米はそれほどたくさん入っていなくて、ちょっと歯ざわりを楽しむという程度。シナモンで味付けがされていて、なかなかおいしかった。チェリーと一緒にワッフルに乗せていただく。

ドイツ紀行(9)

2005-09-07 19:32:55 | 旅行
ワッフルがメインらして、1人1枚ずつ。これにはクリームで似た米(次の写真)とチェリー(前の写真のドロッペルミナの前に置かれているもの)をのせていただくのが伝統的な食べかたらしい。

そのほかは2人前なので、レーズン入りのパン・全麦の茶色のどっしりとしたパン・もっと茶色いどっしりしたパン・2度焼きしたかりかりのケーキ・プレッツェルをやわらかくしたようなパンが2切れずつを5人で分けて食べた。

ちょっと甘めのレーズン入りのパンには、リンゴのムース(オランダ人の好物)か各種フルーツジャム、あるいはクリームチーズを添えて食べるものらしくて、これらが一緒に出てきた。

ドイツ紀行(8)

2005-09-07 19:21:09 | 旅行
8月14日(日)のドイツはのち

森の中の山道を車で登り、シュロスブルクの城に向かう。城の前の喫茶店でお茶をする。時間はすでに3時近い。ドイツ版アフタヌーンティーである。

スージーが2人分のセットにワッフル3枚を追加して、5人分のアフタヌーンティーを注文してくれた。2人分のセットでも、3人の大男を含めて、十分過ぎるくらいの量だ。

写真はドロッペルミナと呼ばれるコーヒーの入れ物。栓がついていて、その下に小さなコーヒーカップを置いてから、コーヒーを注ぐのだが、一度この栓をひねると閉めるのがたいへん。きちんと閉めたと思っても、栓からコーヒーがしたたりおちる。コーヒーを受ける器をこの下に置いておくのだが、あっという間にいっぱいになるので、あわてて、コーヒーカップに注いで受け皿を空にする。なかなか忙しい。たぶんドロッペルミナから直接注いだコーヒーよりは受け皿から注いだコーヒーのほうが多かったに違いない。

ドイツ紀行(7)

2005-09-06 17:34:03 | 旅行
8月14日(土)のドイツは

モノレールの終点では、マーティンが車で待っていてくれて、そこからゾーリンゲンの国立刃物博物館(写真)に行く。中に入った途端に土砂降りの雨になる。カフェイン注入を必要としていたスージーの提案で、まずはコーヒーを一杯。

館内には軍刀から食器まで幅広い種類の刃物が展示されている。見終わって外に出ると、雨はすっかり止んでいた。ラッキー。ここから、シュロースブルクの城に向かう。

ドイツ紀行(6)

2005-09-06 00:12:35 | 旅行
ヴッペルタールはルール工業地帯(あー、学校で昔習ったな。なつかしい)のいくつかの町が合併してできた市というだけあって、大きい。このモノレールはヴッペルタールを縦断し、主に川の上を走っている。スペースの有効な利用のしかただと思う。この部分(写真)では、モノレールは通りの上を走っている(写真右下は運転手の腕)。医薬品会社バイエルの工場のど真ん中も通っていて、週日はこのモノレールもきっと通勤客で混み合うんだろうな。

ドイツ紀行(5)

2005-09-05 23:57:12 | 旅行
8月14日(日)のドイツは

この日は、スージーとマーティンが12時にホテルに迎えに来てくれて、ミヒャエルと総勢5人で観光に出かけることになっていた(当初の予定は10時集合だったが、前夜が午前3時解散だったので、予定を変更した)。が、スージーが頭痛がするということで、2人がホテルに来たのは12時半を過ぎていた。

近くのモノレールの駅まで車で行き、吊り下げ式モノレールでヴッペルタールを縦断する。

ドイツ紀行(3)

2005-09-05 22:51:21 | 旅行
ドイツでこっていたものがビール。小さな町にもビール工場があって(写真)、地ビールというのが盛んなようである。ドイツでは、法律でビールに化学成分を混ぜることが許されず、天然成分100%だということだ。そのせいなのか、ドイツのビールは炭酸がきつくなくて飲みやすい。普通のラガーだと、2杯くらい飲むとお腹が膨れてしまって、それ以上飲めないのだが、ドイツのビールは一晩中飲むことができる。わたしがここで気に入っていたのは、デュッセルドルフ産のアルト・ビア(古いビールということらしい)。茶色っぽくて、ラガーより味わいがあるが、ギネスほどくせがなくて、飲みやすい。

ドイツ紀行(2)

2005-09-05 22:42:39 | 旅行
8月13日(土)のドイツは

この日はヘルムートが近くの小さな町まで連れて行ってくれた。商店街を貫く石畳の小道が歩行者天国になっている。道の真ん中に、アイスクリームパーラーがテーブルと椅子を並べていて、暖かい太陽の下、買い物客が巨大なパフェを食べたり、コーヒーを飲みながら一休みしている。

英字新聞を売っているかもしれないと、ヘルムートが新聞スタンドに連れて行ってくれた。あいにくとイギリスの新聞はなかったが、ドイツ語の漫画雑誌が並んでいた。その名も「バンザイ!」と「大好き」である。「ユキコ」というのもあった。ヨーロッパでは日本の漫画ブームというが(イギリスで見かけたことはない)、こんなに早くドイツでその証拠を目にするとは思ってもみなかった。

ドイツ紀行(1)

2005-09-05 21:09:42 | 旅行
本日はのち

8月11日(木)から15日(月)までのドイツ旅行の記事をまだ載せていなかった。やっと時間ができたので、写真を交えて、土産話をしたいと思います。

8月11日の午後にイギリスを出発し、ドーバーからフェリーでフランスのダンケルク(英語ではダンカーク)に到着する。ここから高速道路でベルギーに入り、その日は、ゲント近郊で、モーテルチェーンのカンパニールホテルに泊まる。英語があまり通じないのには驚いた。オランダだったら100%通じるのに。フランス語かフラマン語である。

このホテルチェーンは、部屋はとても質素で全然何ということもないのだが、夕食のビュッフェ形式の前菜がどこもなかなかいける。ここは魚関係が多かった。朝食もいいが、10ユーロ近かったのは絶対に高い。

高速道路沿いに、子供のシートベルト着用を促す看板が立っているのだが、だんだんに言語が変わっていくのがおもしろかった。ブルージュからブルッセルを越えた辺りまではフラマン語、リエージュが近づくとフランス語になる。そして、ドイツ国境近くになると、ドイツ語に。道路標識も変わるのでわかりにくい。アントワープが、Antwerpenになったり、Anvers(フランス語)になったり。

翌日、金曜日はホテルを9時半に出発。ヘルムートとアナの家のあるドイツのヴッペルタールには午後1時に着いた。彼らの家には、彼らのポーランド人の友達ペーターとオラが泊まっている。一緒に、ザワークラウトとソーセージ・マッシュポテトの遅い昼食をご馳走になる。

その後、翌日アナの70歳の誕生日パーティーの開かれることになっているホテルにチェックインした。家族経営らしいレストラン兼小さなホテルである。この日は結婚式の披露宴があった。キーボードを弾きながら歌手が歌っているが、選曲が不評らしくて、披露宴会場よりはその外の一般のバー部分で飲んでいる招待客のほうが多い。当然、その真上の部屋では眠れないので、ホテルまで会いに来てくれた、ヘルムートとアナの息子・ミヒャエルとその友達夫婦のスージーとマーティンと一緒に、12時半までおしゃべりをしながらバーで飲む。


遅い夏

2005-09-05 01:28:54 | イギリスの生活
先週末から晴天が続いている。遅い夏がやっとやって来たという感じ。普通なら、どんなに暑い年でも、8月最後の週末(3連休)までには秋の気配が漂っているものだが、今年はこの週になってから暑くなった。

今日は30度に達する暑さ。もっとも、今夜には雷雨があって、明日はもう少し過ごしやすくなるということである。いい天気が続いていると、あわててスペインに帰らなくてもいいかなという感じ。もっとも、運転免許の住所書き換えのためにパスポートを送ってしまったので、それが戻ってくるまではスペインに帰れない。あと3週間はイギリスでの生活が続きそうだ。