以心伝心

書・旅・本などのメモ。

百人一首を書く48

2009年12月21日 | 
源 重之

風をいたみ岩うつ波のおのれのみ

くだけてものをおもふ比かな

世間の荒波にくだけ散る己が姿を謳ったとみてもいい。
重之は嵯峨天皇の曾孫で歌人としては知られていたが、一生の大部分を地方官ですごした。
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漢詩48

2009年12月21日 | 
楼上の北風斜めに席を捲き
湖中の西日倒に山をふくむ。

北風が楼の宴席まで吹き込んでくる。
夕日の射す湖に山が逆さまに映っている。
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