以心伝心

書・旅・本などのメモ。

百人一首を書く50

2009年12月23日 | 
藤原義孝

君がため惜しからざりし命さへ

長くもがなとおもひけるかな


藤原義孝は、謙徳公の三男であった。
わずか二十歳でこの世を去っている。疱瘡が流行っていたそう。
あなたの為には命も惜しくはないと思っていたが、恋が成就した今
長生きがしたいと思うようになったという意味の歌のようですが
早死を予感していたかのごとくと思ってしまいます。
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