19年式の日産CR12DEエンジン…車両はADバン。
エンジンかけて少しアクセルを開けた時や走行中に加速しようとアクセル踏んだ時にヒーターコア周辺からジョロジョロと水の流れる音がする…中にはオーバーヒートランプが点灯した車両もいくつか…
この症状…もう何台修理したことやら…
原因が分かった今となっては判断は容易ですが最初は苦労しました…
初めて修理した時の車も同じADでオーバーヒートランプが点灯した…との事で入庫したんですが、点検すると水は入ってる…吹き返しもない…データ上では水温は安定してる…といった状況。
どこも悪くないのに何故オーバーヒートランプが点灯したの⁇って感じで…
ただ、気になったのは試運転時にヒーターコア周辺からジョロジョロと水が流れる音が聞こえる事…
冷却系にエアが混入してるだけ⁉︎なんて思いエア抜きを行い、再度確認するもやっぱりジョロジョロ…。
次にサーモスタット交換して直らず…
ウォーターポンプを交換しても直らず…
どれだけエア抜きやっても直らず…
結果ヘッドガスケットを交換して直ったという事例がありました…
その時の結論は冷却系統にエアが噛んでオーバーヒートしてヘッドガスケットが駄目になったんだろう…と
今回も同じでオーバーヒートランプが点灯した…との事で入庫。
で、やっぱりヒーターコア周辺からジョロジョロと音が聞こえます。
結論から先に言ってしまうとヘッドガスケットの強度不足なんです。
つまり不良品。
実際、純正品番が途中で変更されてます。
対策品にでも変わったんでしょう…
オーバーヒートもしてないのにヘッドガスケットが飛ぶんですから…
この判断にたどり着くまで苦労しました…
それに気付くまではまさかヘッドガスケットが先に駄目になるとは思いもしませんでしたから…
何か他に別の原因があってその結果、ガスケットが飛ぶんだと…
そんなありもしない原因を探してたんで苦労したんですが…
今回の車両。

ラジタン付けて点検すると…今回のは明らかでした。


もろに吹き返してます。
リークテスターをかけるまでもありません…
お客様に説明すると直してくれ…と
早速バラしていきます。
バルブクリアランスも先に確認して記録しておきます…


このVVT…オイルポートからエア圧をかけて最進角状態でロックするんですが、まあ上手くいかない…笑
で、いろいろ外してヘッドを下ろし…


ブロックは問題無さそうです

次にヘッド下面を点検。

オイルストーンで表面を軽く磨くと…
発見。

リーク痕

ヘッドガスケットにもそれらしい痕跡が…

同時に歪みの点検も行います…
まずは裏から光を当てて目視点検


その後シックネスゲージにて点検…
一か所0.03程の隙間が…
オイルストーンにて平研します



その後全カ所で0.01ミリのシックネスゲージも通さないので合格。

と、本日はここで終了。
続きは月曜日からまた頑張ります…
久々の土日の連休なんで家族でどっか行きますか~
個人的には大井川鉄道のリアルトーマス見てみたいんですよね…
行ったら普通に見れるのかな…⁉︎
ってかまだ走ってるのかな…
エンジンかけて少しアクセルを開けた時や走行中に加速しようとアクセル踏んだ時にヒーターコア周辺からジョロジョロと水の流れる音がする…中にはオーバーヒートランプが点灯した車両もいくつか…
この症状…もう何台修理したことやら…
原因が分かった今となっては判断は容易ですが最初は苦労しました…
初めて修理した時の車も同じADでオーバーヒートランプが点灯した…との事で入庫したんですが、点検すると水は入ってる…吹き返しもない…データ上では水温は安定してる…といった状況。
どこも悪くないのに何故オーバーヒートランプが点灯したの⁇って感じで…
ただ、気になったのは試運転時にヒーターコア周辺からジョロジョロと水が流れる音が聞こえる事…
冷却系にエアが混入してるだけ⁉︎なんて思いエア抜きを行い、再度確認するもやっぱりジョロジョロ…。
次にサーモスタット交換して直らず…
ウォーターポンプを交換しても直らず…
どれだけエア抜きやっても直らず…
結果ヘッドガスケットを交換して直ったという事例がありました…
その時の結論は冷却系統にエアが噛んでオーバーヒートしてヘッドガスケットが駄目になったんだろう…と
今回も同じでオーバーヒートランプが点灯した…との事で入庫。
で、やっぱりヒーターコア周辺からジョロジョロと音が聞こえます。
結論から先に言ってしまうとヘッドガスケットの強度不足なんです。
つまり不良品。
実際、純正品番が途中で変更されてます。
対策品にでも変わったんでしょう…
オーバーヒートもしてないのにヘッドガスケットが飛ぶんですから…
この判断にたどり着くまで苦労しました…
それに気付くまではまさかヘッドガスケットが先に駄目になるとは思いもしませんでしたから…
何か他に別の原因があってその結果、ガスケットが飛ぶんだと…
そんなありもしない原因を探してたんで苦労したんですが…
今回の車両。

ラジタン付けて点検すると…今回のは明らかでした。


もろに吹き返してます。
リークテスターをかけるまでもありません…
お客様に説明すると直してくれ…と
早速バラしていきます。
バルブクリアランスも先に確認して記録しておきます…


このVVT…オイルポートからエア圧をかけて最進角状態でロックするんですが、まあ上手くいかない…笑
で、いろいろ外してヘッドを下ろし…


ブロックは問題無さそうです

次にヘッド下面を点検。

オイルストーンで表面を軽く磨くと…
発見。

リーク痕

ヘッドガスケットにもそれらしい痕跡が…

同時に歪みの点検も行います…
まずは裏から光を当てて目視点検


その後シックネスゲージにて点検…
一か所0.03程の隙間が…
オイルストーンにて平研します



その後全カ所で0.01ミリのシックネスゲージも通さないので合格。

と、本日はここで終了。
続きは月曜日からまた頑張ります…
久々の土日の連休なんで家族でどっか行きますか~
個人的には大井川鉄道のリアルトーマス見てみたいんですよね…
行ったら普通に見れるのかな…⁉︎
ってかまだ走ってるのかな…