朝鮮新報のコラムから引用
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国際問題に携わる浅井基文さんら有志が10月、
連名で国連事務局などに公開質問状を送った。
その内容は、
朝鮮の核開発と人工衛星打ち上げに関する国連安保理の諸決議について、
①朝鮮が宇宙条約に基づいて有しかつ行使する主権的権利を侵害している、
②朝鮮が脱退してもはや締約国ではない核不拡散条約に基づいて
同国の行動を禁止しようと試みている、
③露骨な二重基準を適用して朝鮮に対してのみ
差別的な制裁及び禁止を課している
―と至極当然なものだ
横浜市と東京都はともに
朝鮮学校に対する補助金を支給しないことを決めた。
理由もともに、朝鮮学校と朝鮮や総聯組織との関係を云々し
「市民(都民)の理解を得られない」としている
公開質問状の指摘を持ち出すまでもなく、
現在の朝鮮や総聯へのバッシングは、
半世紀以上続く朝米対決の構図と日本の変わらない
植民地主義の中で起こっている不当極まりないものだ。
「国際政治と朝鮮学校を結びつけてはいけない」という批判を目にするが、
朝鮮への敵視政策に朝鮮学校を利用しているその卑劣さが許せない。
日本は隣人と手を携えようとしない愚かな政策をいつまで続けるつもりなのか。
「市民の理解を得られない」と朝鮮学校を弾圧する行政のトップは、
在日朝鮮人を社会を構成する人々とは見なしていないということであり、
「朝鮮人は日本から出て行け」と叫んでいるのと同じであることに気づくべきだ。
(http://chosonsinbo.com/jp/2013/11/1108gc/)
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在日北朝鮮の側からみれば、
むしろ90年代以降の病的なまでの
北朝鮮への怨嗟のほうが異常なのだ
ということに気がつくだろう。
何度も書いたことだが、人工衛星だと確認されたにも関わらず、
事実上のミサイルと称して無理やり危険行為として報道し、
自国の人工衛星発射に関してはめでたきかなと大喜びする
我が国のメディアと大衆の在り方はおかしいとしか思えない。
私がこうまで批判しているのは、こういう姿勢の在り方が
結果的に自国の損害になっているのではないかと思うからだ。
去年、春に発射された際は韓国の西側の海を辿るコース
にも関わらず、自衛隊を動員してまで警戒姿勢にあたった。
その一方で同年冬の場合は特にこれといった対策も
しないまま、沖縄の上空を通過して飛んだのである。
しかもこの時は「発射装置の調子が悪い」という報道が
されていて、要するにまた失敗すると油断していたのだ。
こういう相手をなめた態度でいるから
裏をかかれるのである。
官僚批判で一部の人間にもてはやされている古賀茂明氏も
「正直、北朝鮮がここまで耐えるとは思わなかった」と述べている。
これなども、北朝鮮を自分たちより劣った存在だということを
前提にして対処していたことから生じた感想だと思う。
しょせん北朝鮮、どうせ北朝鮮。
彼を知り己を知れば百戦危うからずというが、
相手を見下した態度や向こうのやることなすこと全てを
野蛮なこととみなすから相手の実像を把握できず、
常に後手後手に回るのではないだろうか?
私は何も急に友好国になれとか言っているのではない。
批判というのは、相手の実像をとらえるから批判に
なるのであり、何でもかんでも叩く姿勢は結局のところ
相手を何も見ていないと言いたいのである。
これは目を閉じたまま迷路を歩くような
馬鹿げた行為であり、百害あって一理なしだ。
本当に日本を守りたいのなら
まず相手の正確な姿を知ることだ。
今のような半ば狂気じみた恨みに満ちた攻撃を
続けていれば、いつまで経ってもこちらが
優位に立つことはないだろう。
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国際問題に携わる浅井基文さんら有志が10月、
連名で国連事務局などに公開質問状を送った。
その内容は、
朝鮮の核開発と人工衛星打ち上げに関する国連安保理の諸決議について、
①朝鮮が宇宙条約に基づいて有しかつ行使する主権的権利を侵害している、
②朝鮮が脱退してもはや締約国ではない核不拡散条約に基づいて
同国の行動を禁止しようと試みている、
③露骨な二重基準を適用して朝鮮に対してのみ
差別的な制裁及び禁止を課している
―と至極当然なものだ
横浜市と東京都はともに
朝鮮学校に対する補助金を支給しないことを決めた。
理由もともに、朝鮮学校と朝鮮や総聯組織との関係を云々し
「市民(都民)の理解を得られない」としている
公開質問状の指摘を持ち出すまでもなく、
現在の朝鮮や総聯へのバッシングは、
半世紀以上続く朝米対決の構図と日本の変わらない
植民地主義の中で起こっている不当極まりないものだ。
「国際政治と朝鮮学校を結びつけてはいけない」という批判を目にするが、
朝鮮への敵視政策に朝鮮学校を利用しているその卑劣さが許せない。
日本は隣人と手を携えようとしない愚かな政策をいつまで続けるつもりなのか。
「市民の理解を得られない」と朝鮮学校を弾圧する行政のトップは、
在日朝鮮人を社会を構成する人々とは見なしていないということであり、
「朝鮮人は日本から出て行け」と叫んでいるのと同じであることに気づくべきだ。
(http://chosonsinbo.com/jp/2013/11/1108gc/)
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在日北朝鮮の側からみれば、
むしろ90年代以降の病的なまでの
北朝鮮への怨嗟のほうが異常なのだ
ということに気がつくだろう。
何度も書いたことだが、人工衛星だと確認されたにも関わらず、
事実上のミサイルと称して無理やり危険行為として報道し、
自国の人工衛星発射に関してはめでたきかなと大喜びする
我が国のメディアと大衆の在り方はおかしいとしか思えない。
私がこうまで批判しているのは、こういう姿勢の在り方が
結果的に自国の損害になっているのではないかと思うからだ。
去年、春に発射された際は韓国の西側の海を辿るコース
にも関わらず、自衛隊を動員してまで警戒姿勢にあたった。
その一方で同年冬の場合は特にこれといった対策も
しないまま、沖縄の上空を通過して飛んだのである。
しかもこの時は「発射装置の調子が悪い」という報道が
されていて、要するにまた失敗すると油断していたのだ。
こういう相手をなめた態度でいるから
裏をかかれるのである。
官僚批判で一部の人間にもてはやされている古賀茂明氏も
「正直、北朝鮮がここまで耐えるとは思わなかった」と述べている。
これなども、北朝鮮を自分たちより劣った存在だということを
前提にして対処していたことから生じた感想だと思う。
しょせん北朝鮮、どうせ北朝鮮。
彼を知り己を知れば百戦危うからずというが、
相手を見下した態度や向こうのやることなすこと全てを
野蛮なこととみなすから相手の実像を把握できず、
常に後手後手に回るのではないだろうか?
私は何も急に友好国になれとか言っているのではない。
批判というのは、相手の実像をとらえるから批判に
なるのであり、何でもかんでも叩く姿勢は結局のところ
相手を何も見ていないと言いたいのである。
これは目を閉じたまま迷路を歩くような
馬鹿げた行為であり、百害あって一理なしだ。
本当に日本を守りたいのなら
まず相手の正確な姿を知ることだ。
今のような半ば狂気じみた恨みに満ちた攻撃を
続けていれば、いつまで経ってもこちらが
優位に立つことはないだろう。