時事解説「ディストピア」

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無償教育廃止に関して

2013-11-16 22:28:44 | 日本政治
とうとう高校無償教育が廃止されることになった。

今後は、そこそこお金のある家庭は負担が増えることになる。
結果的に生かさず殺さずで飼われているサラリーマンの家庭は
今後、家計が苦しくなることだろう。

冷静に考えれば、浮いた分を別のところで消費することになるので、
無償教育というのはお得な経済・福祉政策のはずなのだが。

生活保護もそうなのだが、ある限られた貧困世帯にのみ
適用されるような制度を作ると、まずその認定自体が
困難になるし、加えてそのようなサービスを受けている
イコール血税をむさぼる怠け者、社会の寄生虫という
マイナスイメージを世間から受けることになり、
バッシングの対象となるは明らかだ。



福祉政策といいながら結果的に
社会的弱者をさらしものにする制度が出来ている。



現在、奨学金も利子つきのものを大半の生徒が受けており、
卒業と同時に二百万円以上の借金を背負うことになっている。

お金のない若者にばかり負担が寄せられる。
これが自由で美しい国なのだろうか?

これで国を愛せるのだろうか?
何を誇れというのか?



20代の女性の5割は非正規社員らしい。
こういう状態を野放しにして語る愛国主義を信じたくはない。