ハンマー交換作業の最終回です。
ハンマーから飛び出しているシャンクを切り取ったり、ハンマーのお尻の部分を丸く削ったりという作業は木くずが出るので調律師さんの工房に持ち帰って作業することに。
翌日は綺麗に削られたハンマーのフェルトを紙やすりで削る作業からスタートです。
針を刺した直後のハンマーはフェルトが凸凹してます。
これを紙やすりで削って滑らかにします。
滑らかにするとこんな感じに。
ちょっと毛羽立ってますね(笑)
ここでまた硬化剤を刺していきます。
これも位置や量が決まっているみたいで、素人にはまったくわかりません。
硬化剤が浸透したフェルトはこんな感じになってます。
何箇所か硬化剤を刺して、やっとピアノに戻して音を確認します。
こんなものかな~
以前と比べると音が丸くなりました。ピアノのタッチもリニアというか、下げた時の動きがわかりやすいです。
この作業の2日後に演奏会で使われるので、ドキドキでしたがなかなかいい感じに仕上がったのでこれを弾いていただくことにしました。
夏休みで帰国していたKさん、調律の輪島さん、長時間おつかれさまでした。
翌日輪島さんは調律のためさらに3時間以上作業していただきました(^^;
ほんとにおつかれさまでした。
※おかげさまで翌日と翌々日の演奏会は大好評でした。ピアニストの方もハンマー交換直後のピアノを弾くので心配していましたが、ちゃんと鳴るので驚いていました。ピアノが落ち着くまでまだ時間がかかると思いますが、いろいろな人にどんどん弾いてもらって素晴らしい音が出るピアノに仕上げていきたいです。というか、皆様よろしくお願いします。