2024年、ヤギヤの最初のコンサートはピアノトリオでした。出演は
ヴァイオリン 森澤麻里江
チェロ 村上曜
ピアノ 内藤晃
みなさんは以前にもヤギヤに出演されたことがありますので、過去に演奏を聴いたことがある方ばかり。
この3名が揃って出演するのは初めてです。
どんな演奏になるのか期待してこの日を待っていました。
まずは内藤晃さんのピアノソロから。
ドビュッシーの小組曲から「小舟にて」
内藤晃さんの音は粒がキラキラしているので好きなんです。
続いての曲、「美しき夕暮れ」では森澤麻里江さんのヴァイオリンとピアノです。
楽器がひとつ増えるだけで音楽の幅がぐっと広がりますね。
前半最後の曲は同じくドビュッシーの「ピアノ三重奏曲 ト長調」
この曲はドビュッシーが18歳で作ったらしく、1982年に楽譜が発見されたある意味新しい曲です。
チェロが加わると室内いっぱいに音が広がります。
チェロの低音、やっぱり好きです〜
後半はラヴェルの作品を。
まずは「ハバネラ形式の小品」
とても気持ち良く聴けました。
村上曜さんは6年くらい前にヤギヤでバッハの無伴奏チェロ組曲を全曲演奏したのですが、あれから奏法を変えているそうです。
より疲れなくなる奏法だそうで、練習するとすぐに指や身体のあちこちが痛くなる私も教えてほしいくらい(笑)
最後の曲は「ピアノ三重奏曲 イ短調」
これもラヴェルの作品ですが、各パートがとても難しい曲だそうで演奏する機会が少ないとか。
今回はドビュッシー、ラヴェルのとても珍しい三重奏曲が聴けてラッキーでした。
前日は安曇野にある「あずみのコンサートホール」で公演を行った三人でしたが、疲れも見せずに難曲を弾ききっていましたよ。
三人の最終公演は2月17日に東京の紀尾井町サロンホールです。
今回聞けなかった方はぜひそちらで。
毎回素敵な演奏で心を和ませてくれる三人です。ぜひみなさまも足を運ばれてください。
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